作品から芳しいコーヒーの香りが漂ってくるよう…

『コーヒーと恋愛』 獅子文六 著  ちくま文庫

「BOOK」データベースより

まだテレビが新しかった頃、お茶の間の人気女優 坂井モエ子43歳はコーヒーを淹れさせればピカイチ。そのコーヒーが縁で演劇に情熱を注ぐベンちゃんと仲睦まじい生活が続くはずが、突然“生活革命”を宣言し若い女優の元へ去ってしまう。悲嘆に暮れるモエ子はコーヒー愛好家の友人に相談…ドタバタ劇が始まる。人間味溢れる人々が織りなす軽妙な恋愛ユーモア小説。

今読んでも新しい、50年前のコミカルな恋愛小説

50年前の作品とは思えないほど、おしゃれでユーモアたっぷり。

40代でテレビ女優の主人公が、恋に敗れながらも打開策を講じたり、仕事に打ち込む姿は、年代を問わず女性に共感を呼ぶのではないでしょうか。

個人的にはインスタントコーヒーが世に普及し始める下りが興味深かったです。

まとめ

淹れたてのコーヒーがたっぷりと入ったカップを片手に、ゆっくりと読みたい物語です。

<こんな人におすすめ>

コーヒー好き。
演劇界、芸能界に興味あり。
同棲していた彼、彼女と別れた。

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