『ぶたぶたの食卓』 矢崎 存美 (著) 光文社文庫
「BOOK」データベースより
見た目は愛らしいぬいぐるみだが、中身は心優しき中年男・山崎ぶたぶた。彼が作る料理は、どこか懐かしく切ない思い出の味だ。大好きだった祖母が作ってくれたチャーハン、遠い夏休みの記憶を喚び起こすかき氷…それらが、傷つき疲れた人々の心をときほぐし、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてゆく―。心の奥をほんのりと温めてくれる、傑作ファンタジー。
ぶたぶたさんの家庭料理はやさしい記憶を呼び起こす
ぶたのぬいぐるみ、ぶたぶたさんが出会う人たちに振る舞う味。
それは傷つき、閉ざしてしまった人の心の扉を開き、そして優しく癒してくれる。
まとめ
食と人とを結ぶ記憶は、時に苦く、時に甘い者です。それでも、心にしみる食卓は体に活力を与え、明日への一歩を踏み出す力となってくれるのです。
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