『エイジ』 重松 清 (著) 新潮文庫
「BOOK」データベースより
ぼくの名はエイジ。東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった―。その日から、何かがわからなくなった。ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?…家族や友だち、好きになった女子への思いに揺られながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。
通り魔犯人と自分。違いはあるのだろうか?
中学二年生のエイジのクラスメイトが、連続通り魔の犯人として捕まった。
犯人と自分の違いは何なのか?普通の中学生って何だ?やっていい事と悪いことの境目に自分がいないかどうかなんて、なぜわかるのか?
まとめ
子供でいたいけれど許されない。大人であるにはまだ未熟。そんな揺れ動く少年の心を描いた作品。接する大人の距離感や態度にも考えさせられる物語です。
<こんな人におすすめ>
思春期の中学生の気持ちを知りたい
中学生を取り巻く大人たちの状況を知りたい
中学生の犯罪の心理状態を知りたい
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