全ての謎が一つの場所にカチリとハマる時

『天上の葦 下』

太田 愛(著) 角川文庫

あらすじ

失踪した公安警察官・山波を追って瀬戸内海の小島へと辿りついた鑓水、修司、相馬の三人。何とか島の人間たちと交流を図りながら山波の行方と渋谷でなくなった老人・正光とこの島との関わりを見つけ出そうとする彼らは、驚くべき真実へと導かれていく。

始まりは老人たちの生きてきた時代にあった

よそ者の三人に警戒する態度をとる住民もいる中で、法事を手伝ったりしながら、少しずつ島の人たちとの距離を縮めていく鑓水たち。そこで島の人たちの証言から、鑓水はあるトリックを見破ります。その理由や背景は、正光や島の老人たちが生きてきた時代の日本にあり、そしてこれからの日本を守るためのものだったのです。

まとめ

国が報道をコントロールすることはあってはならないことです。戦争を体験した人たちだからこそ、そうした、先にやってくる国の危機を身をもって感じ、自身を投げ打ってでも全力で阻止しようとしたのです。大きな影響を与える報道という存在について、改めて考えさせられる物語です。

<こんな人におすすめ>

議員と公安がタッグを組んで何を企むのか興味がある
マスコミをコントロールすることで国がどうなっていくのか知りたい
太田愛のファン

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