気が付けばそこに いつも『酒』があった

『飲めば都』     北村 薫 (著) 新潮文庫

あらすじ

人生の大切なことは、本とお酒に教わった。女性編集者、小酒井都は日々酒を飲み、原稿を読み、好奇心の赴くままに突き進む。

酒好き編集者のお仕事小説

女性編集者のお仕事小説です。小酒井都を始めとする、先輩編集者や作家などの登場人物たちが、実に生き生きとしていて、どこかの出版社にみんな実在するに違いない!と感じるほどです。

先輩とのやりとりは実に軽妙洒脱。コトバで遊んでいるような軽やかさと楽しさです。それでいて軽薄に感じさせない品の良さも漂わせています。

まとめ

酔っ払いエピソードも実にリアル、「ああ、さもありなん」感が満載です、気持ち良く飲み、時に失敗し、そして立派な編集者として成長していく都にエールを送りたくなる、そんな物語です。

<こんな人におすすめ>

編集者の仕事に興味がある
酒や酒の席が好き
北村薫のファン

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