『ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】』
古橋 秀之 (著) メディアワークス文庫
あらすじ
「人間じゃなくて爆弾?」「はい、そうです」ある日空からふってきた爆弾は、昔好きだった女の子に似ていた…。表題作「ある日、爆弾がおちてきて」ほか、ちょっとフシギな男女を描く7つの短編集。
女の子の姿をした爆弾!?
爆弾が女の子の姿をしていて、しゃべって…と設定が斬新なのですが、着目すべきは主人公の男性。どの話もライトノベル的な軽めなやりとりはありますが、誠意を持って相手と接している事を感じます。
まとめ
真面目な人が、真面目にやっているときになぜかふふっと笑ってしまうような、その人柄を信頼できるがゆえの面白さです。SF的要素、ファンタジー要素など、様々な設定のお話がありますが、主人公が一貫して信頼できる人物のため、安心して読めます。読後感の良い物語です。
<こんな人におすすめ>
不思議な物語が好き
明るいけどちょっと哀しさが漂う話が好き
古橋秀之のファンである
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