納豆からアジアの歴史や文化が見えてくる

『謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉』

高野 秀行 (著)   新潮文庫

概要

冒険家であり、ノンフィクション作家である著者が、タイ、ミャンマー、ネパール、中国などを巡り、納豆の謎に迫るルポルタージュ。

チェンマイで出された納豆はせんべいの形!?

タイ北部チェンマイで出された納豆は、その名も「トナオ」。親近感ありまくりの響きです。茹でた大豆を袋に入れて二日間放置。ふつうの納豆ができた後、平べったく伸ばして天日干し。うす焼きせんべいのような形になり、完成です。

炙ったり、揚げたりのほか、砕いてスープや煮物に、と調味料のようにも使います。地域によって手作りしている納豆は、糸を引く生のもの、葉で包んで蒸したもの、感想したせんべい状、クッキー型のものと実に様々で、その工程や大豆を包む葉や保存方法も環境によって異なります。

まとめ

納豆はいつ頃日本に、どのように作られ食されるようになったのか。そしてアジアで作られる納豆の特徴やその環境から推察されることとは。納豆を知ることでその地域の文化や歴史を知ることができます。軽妙な筆致で納豆の謎と、深い愛を語る、面白くて為になるルポルタージュです。

<こんな人におすすめ>

どこかで誰かとのつながりを感じるような物語を読んでみたい
じんわりと心が温まるような話が好き
吉田篤弘のファン

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