変化していく友人と自分と関係と

『世界のすべてのさよなら』  白岩 玄 (著) 幻冬舎

あらすじ

離れたくなかった。失いたくなかった。人生は痛みによってそれらしくなっていく。美大出身の同級生四人の物語。

30歳になった四人の、それぞれの状況

会社員として頑張っている悠。ダメ男とばかり付き合ってしまう翠。ひたすら絵を描き続ける竜平。体を壊し、人生の休み時間中の瑛一。

まとめ

30歳になった彼らは、同じように集まり、飲みながらも少しずつ以前と異なる友人、自分、そしてその関係性を感じているのです。それは成長と呼ぶものなのかもしれません。

ちょっぴり寂しさも感じますが、ぴったりと並走していた友人と、今度は少し距離を置いて、でも必要な時にはそばに行くね、という関係に変化したのです。その変化を認め、許し合う友情の物語です。

<こんな人におすすめ>

仕事と家の往復で疲れている
友人のほうがうまくいっているなあと感じている
自分も友人も変わったな、とこの頃思う

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