ライバルでもあり、頼れる存在でもある　そんなジイさんたちの物語

『政と源』　　　三浦しをん (著)　集英社オレンジ文庫

あらすじ

つまみかんざし職人の源二郎と、元銀行員の国政は二人合わせて146歳の幼なじみ。弟子の徹平と賑やかな生活を送る源二郎と、男やもめの国政を中心に巻き起こる、人情味豊かで心温まる事件の数々。下町を舞台にくり広げられる人情物語。

考え方も見た目も正反対な2人の老人。気まぐれで飄々としているくせに、弟子と楽しそうにやっている源二郎に嫉妬の年を抱く国政。定年まで真面目一筋に銀行を勤め上げた国政だが、妻は娘家族と同居していて帰ってくる気配もなく…。

まとめ

長い時間をともに過ごしてきた2人の老人。互いを良くわかっているからこそ、時には気持ちをぶつけてしまったり、黙って見守ったり。地元で生きてきて、こんな幼なじみがいたら最高な年の取り方ができそう！と思える心温まる物語です。

＜こんな人におすすめ＞

下町を舞台にした人情物語を読みたい
老人の友情物語に興味がある
三浦しをんのファン

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