大きな男の繊細なやさしさがすみずみまで沁み渡る

『大事なことほど小声でささやく』

森沢 明夫 (著)  幻冬舎文庫

あらすじ

駅前の寂れた通りの地下にある「スナックひばり」のママは、身長が2メートルを超えるマッチョなオカマ、通称ゴンママ。店に集まるのは個性的な面々。いつもは陽気な彼らも心の中には傷を抱えている。

ゴンママはオカマ特有のユーモアでいつもはみんなを笑わせています。しかし、登場人物たちが傷ついている時に、回復の助けとなるような言葉を発するのです。

まとめ

傷ついたから、回復して、前を向けるようになる。そのきっかけをくれる大事な言葉は、ぼんやりしていたら聞き逃してしまうほど、小さな声で教えてくれるものなのかもしれません。ユーモアと優しさが溢れた素敵な物語です。

<こんな人におすすめ>

笑って泣ける人情小説が読みたい
心にしみるようなやさしい言葉が綴られた小説を読みたい
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