最高にメンドくさくて最高に頼りになるオバハン

『最高のオバハン』  林真理子 (著) 文春文庫

あらすじ

中島ハルコ52歳、バツ2で社長。金は持っているけどケチで口が悪い。

しかし、そんな彼女の元には悩みを抱えた人間がなぜか寄ってくるのだ。

人の悩みを、決してブレない自分ルールに基づいた毒舌でバッサバッサと切り倒す、爽快なオバハンの活躍物語。

強烈なオバハン、ハルコ

名古屋出身のお嬢様で、ビジネスでは成功している。

食事代は自分で払ったことがない、男が勝手に寄ってくる。

でもキオスクの雑誌を立ち読みしたり、地震が起きた後、無理やり運送会社のトラックで自宅まで遅らせたりと、強烈な個性を発揮するハルコ。

まとめ

しかし、発言すれば叩かれるからと、グレーな感覚を持つ現代人からすれば、その白黒ハッキリとした物言いや、揺らぐことのない自分の新年を感じるハルコのような存在が救いとなってくれるのかも。

悩み事が不思議とちっぽけなものに思えてくる、最高なオバハンの物語です。

<こんな人におすすめ>

オバハンが活躍する話を読んでみたい
悩みをバッサバッサと斬ってくれるような痛快な話を読みたい
林真理子のファン

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