様々なものに囚われている、それが奴隷なのです

のこ
のこ

ちゅーるのことを

毎日どれくらい考えている?

ぬこ
ぬこ

食事と睡眠時間以外は

いつも考えているな。

ちゅーるちゅーる〜♪

のこ
のこ

なるほど。ちゅーるのことで頭がいっぱい。

ちゅーるのことに囚われている。

つまりぬこはちゅーるの奴隷ね!

ぬこ
ぬこ

どっ… 奴隷!?Σ(゚口゚;

のこ
のこ

そう。こちらはぬこのように

何かに囚われている人々を描いた

短編集なの。

ぬこ
ぬこ

俺はちゅーるの奴隷なのか

ショック☆<( ̄□ ̄;)>☆ショック

『奴隷小説』  桐野 夏生 (著) 文春文庫

あらすじ

長老との結婚を拒んで舌を抜かれた女。武装集団によって拉致された女子高生たち。夢の奴隷となったアイドル志望の少女。人間社会に現出する抑圧と奴隷状態を描く短編集。

ファンタジーのような設定もあれば、遠い外国で起きたテロ事件を彷彿とさせるもの、現代や過去の日本など、様々なシチュエーションで囚われの身となっている人物たちが描かれています。

まとめ

狭い世界に閉じ込められ、追い詰められたり、限られた情報しか持たない彼らは、愚かな行動を起こしたり、「希望」を理解できなかったりします。現状に身を置き、外の世界を見ない、知ろうとしない姿勢は、自分も案外同じなのでは…?と思わせる物語です。

<こんな人におすすめ>

脱出できない息苦しさを日々感じている
現代における奴隷はどういうものか、興味がある
桐野 夏生のファン

ぬこ
ぬこ

よし決めた。俺はちゅーるの奴隷だ。

だから全種類のちゅーるを制覇するまでは

絶対に死なないぞ( ー`дー´)キリッ

のこ
のこ

ちゅーるは現在80種類以上あるそうよ。

長生きできそうで良かったわね。

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