多彩な芸術家の根底に流れる美と食

のこ
のこ

北大路 魯山人って知ってる?

ぬこ
ぬこ

ああ、なんか字や絵がうまくて

お皿焼いたりする人だろ?

のこ
のこ

そうそう。魯山人は美食家でもあったの。

こちらは、その魯山人が料理について

綴るエッセイよ。

ぬこ
ぬこ

へえ〜 芸術家の「食」は

かなりこだわりがありそうだな。

『魯山人味道』 北大路 魯山人 (著),‎ 平野 雅章 (編集) 中公文庫

概要

書をよくし、画を描き、印を彫り、美味を知り、古美術を愛し、後半生はやきものに寧日なかった多芸多才の芸術家、魯山人が、終生変わらず追い求めたのは美食であった。折りに触れ、筆を執り。語り遺した唯一の味道の本。

昭和5年から三十四年まで、様々な雑誌に掲載された随想や対談をまとめたもの。交通手段も通信手段も限られている時代、これだけ各地の美味なるものとその食し方に精通していることに驚きです。

まとめ

自然に近い形で、なるべく余計な味を加えず、もっとも美味しく、皿とセットで見目良く食材を調理する。そうした心がけを持ち、毎食心を込めて料理をする魯山人の、食に対する考え方は、今の世の中においても参考にしたい部分がたっぷりとあります、ただの美食にとどまらず、食材と料理にどこまでも真摯に向き合う姿に胸を打たれる一冊です。

<こんな人におすすめ>

魯山人の食に対しての考え方に興味がある
食と美の関係性を綴った本を読んでみたい
魯山人のファン

ぬこ
ぬこ

めちゃこだわりがあるかと思いきや

結構シンプルなんだな。

のこ
のこ

自然の中の命の存在が、美しく

ありがたいものであるということを

教えてくれるエッセイね。

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