人と「違う」という部分に向き合う家族の物語

のこ
のこ

ロボットと人間は

家族になれるのかしら?

ぬこ
ぬこ

機械と家族になる?

難しそうな感じがするけど。

のこ
のこ

ところがこちらのベン一家は

人間と同じように精神的に成長を

していくロボット・タングと、自分の娘とともに

家族生活を送っているの。

ぬこ
ぬこ

そいつはすごい。

どんな風に家族にな人ているのかな。

気になるぜ。

『ロボット・イン・ザ・ファミリー』 

デボラ インストール (著), 松原 葉子 (翻訳)    小学館文庫

あらすじ

目の前に捨てられていた、黄色いゴム手袋をはめた筒型ロボット・フランキーと暮らしはじめたベン一家。フランキーは何の目的で作られ、どこからやってきたのか。

そして学校に行かないことを選択したボニーへの教育。そして彼女たちとタングの関係…。次から次へとベン一家にトラブルが巻き起こる。

新しく加わったロボット・フランキーとの暮らし

フランキーは自身の記憶は消去されて失っているものの、穏やかで、タングやボニーともすぐに仲良くなります。学校へ行かないボニーがフランキーと多くの時間を過ごすことに、タングはむくれてしまいます。

一方、ベンの姉・ブライオニー一家にも何やら不穏な空気が。何と、ブライオニーの娘・アナベルが、アンドロイドと交際しているというのです。

猛反対したブライオニーは娘はおろか、夫とも険悪な仲に。ベンはそんな彼女たちを仲直りさせようとしますが…。

まとめ

ロボットと暮らしているせいか、変わったことにも耐性があるベン一家。娘・ボニーの個性もそのように受け止めていましたが、病院にみてもらうべきかもしれないという事実に直面し、愕然とします。

それでも彼らは足りない部分を補い合い、その絆を強くしながら乗り越えていくのです。

<こんな人におすすめ>

ロボットと家族が成長していく話に興味がある
発達障害を抱えた少女とロボットの友情の物語を読んでみたい
シリーズのファン

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ぬこ
ぬこ

人種の違いを差別する世界があるってのに

ロボットと人間を同じように扱うとか…。

ベンたちの愛情には頭が下がる思いだな。

のこ
のこ

近い未来、実際にあり得るような

出来事だと思うわ。その時には自分たちは

どうするのか。考えてしまうわね。

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