人と人の「つながり」を考えさせられる物語

のこ
のこ

子供たちがスマホやPCで

外の世界と繋がるのって

どう思う?

ぬこ
ぬこ

悪いことばかりでもないんだろうけど

相手の顔は見えないし、トラブルに

巻き込まれることもあるんじゃないかな。

のこ
のこ

こちらは小学生や中学生、

その父親や母親などがネットの世界の

つながりを感じ、ともに考えていくお話よ。

ぬこ
ぬこ

ほほう。そりゃいいね。

学生さんもだけど、小中学生の

親も読んでみるといいかもな。

『おなじ世界のどこかで』  藤野 恵美 (著) 角川文庫

あらすじ

メールにSNS、インターネット検索。スマホやPCからいつでも気軽に、誰かとつながれる現代。小学生男子や中学生女子、その父親や母親など、様々な世代がこうしたつながりを感じ、自分だけの答えを見つけていく、心温まる連作短編集。

SNSのグループ上の付き合いや会話に疑問を感じる中学生の楓。ヴァイオリンを続けることに挫折し、ネット上に演奏動画をアップし始めた高校生、キクコ。離婚した父親とスマホのゲームを楽しむ小学生の虎太郎。皆、心の中に欠けた部分を持っていて、ネット上でのつながりによってそこを埋めています。

まとめ

しかし、リアルの世界をしっかりと感じ、そこに生きる、と自覚した時、彼らはそれぞれに自分だけの答えを見つけ、進んでいくのです。ネットの向こうにもこちらにも「人がいる」事を気づかせてくれます。

<こんな人におすすめ>

自分、または子供がスマホを使いはじめた
ネットでのつながりに疑問を持っている
藤野 恵美のファン

ぬこ
ぬこ

ネットについて子供に

話すときにも参考になりそうだな。

のこ
のこ

SNSを見るのも使うのも、

体と心を持った「人間」で

あることを忘れては行けないわね。

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