2020-12

イラストブックレビュー

何事も起こらないようで何かが起きる日々を描く

『花桃実桃 』中島 京子 (著) のイラストブックレビューです。亡くなった父から古びたアパート「花桃館」を継いだ43歳・独身の茜。勤めていた会社から退職勧告を受けたことを機に、このアパートの住み込み管理人をすることに。
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誰も傷ついてほしくない。その優しさの果てには…

『ため息に溺れる』石川 智健 (著)のイラストブックレビューです。立川市の蔵元医院の養子である、蔵元指月の遺体が発見された。警察は自殺と判断するが、蔵元家の娘であり、指月の妻である舞子からの要請により、再捜査をすることに。
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何かが「いる」、何かが「ある」ところに住むということ

『営繕かるかや怪異譚』小野 不由美 (著)のイラストブックレビューです。古い町家で暮らしはじめた洋子。使われていない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている。人ではない「何か」を助けてくれるのは「営繕かるかや」の尾端という男なのだが。
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桐島くんがあずかりやさんになった理由

『あずかりやさん 桐島くんの青春』大山 淳子 (著)のイラストブックレビューです。東京の下町で、ひっそりと営む「あずかりや」。目が見えない店主、桐島のもとへ、様々な人が品物を預けにやってくる。桐島が「あずかりや」をはじめるようになった理由は彼の青春時代にあった。
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私が選んだ自由への道とは

『フリー!』岡部 えつ (著)のイラストブックレビューです。広告代理店のデザイナーとして働く緑川千春・37歳、独身。人手不足による残業、改善を図ろうとしない上司たちに限界を感じ、退職。しかし、千春に待ち受けていたのは想像以上に厳しい現実だった。
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白昼の通り魔事件の背後に潜むものとは

『犯罪者 上』太田 愛 (著) のイラストブックレビューです。三月二十五日、午後二時過ぎ。深大寺駅前で通り魔事件が発生。四人は死亡し、たった一人生き残った青年・修司は再び何者かに命を狙われる。刑事・相馬に助けられた修司は、相馬の知人・遣水とともに事件の真相を追う。
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スゴ腕復讐屋の秘密は「何もしない」こと!?

『復讐屋鳴海慶介の事件簿』原田 ひ香 (著) のイラストブックレビューです。整った容姿に毒舌。どこか冷たい瞳を持つ男、成海慶介。凄腕の「復讐屋」である彼のもとには様々な依頼人が訪れる。完璧な復讐を行う彼のやり方とは。
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女である限り、その選択は必ず訪れる

『産む、産まない、産めない』甘糟 りり子 (著)のイラストブックレビューです。40歳独身で、突然の妊娠に戸惑う桜子、不妊治療を続けるが、なかなか子供を授かることができない39歳の重美。。妊娠や出産をめぐる心の葛藤や喜び、そして人生の選択を描いた8つの物語。
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人生の悩みを解決するヒントがここにある

『こども 禅の言葉』枡野 俊明 (著, 監修) のイラストブックレビューです。子どもの世界もいろんな悩みがあります。「禅語」とは、お坊さんたちが長年の修行を通して気づいた心理を言葉にしたもの。そんな禅語を知ることで、問題の解決につながるはず。
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「悪」とは何か、その定義を考えさせられる本

『平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学』のイラストブックレビューです。精神科医であり、カウンセラーを務める著者が、虚構に満ちた発言や行動をする患者やその家族たちとの会話を再現し、彼らの心理を分析し、解説する。人間の「悪」とは何なのか。人の心の闇に迫る。