少年と生徒たちの思いが重なり起こる悲劇

のこ
のこ

こちらは「ゴーストハント」

シリーズの第4弾よ。

ぬこ
ぬこ

おっ 待ってました!

今度はどんな怪奇現象が起こるのかな?

のこ
のこ

ある学校で「ヲリキリさま」という

コックリさんのようなものが流行ったの。

それから幽霊さわぎがあったり、実際に

怪我をする生徒も出てきたわ。

ぬこ
ぬこ

そりゃ大変だ。学校の先生が

あわててナルのところに

依頼しにきたわけだな。

のこ
のこ

ところがナルたちを胡散臭いと決めつけたり、

生徒の話を信じない教師もいたりして

調査は難航してしまうの。

『ゴーストハント4 死霊遊戯 』  小野 不由美 (著) 角川文庫

あらすじ

心霊現象調査事務所「渋谷サイキックリサーチ」でアルバイトをしている16歳の高校生・麻衣。ある日、この事務所に持ち込まれたのは緑陵高校で次々と起こる怪奇現象を調査してほしい、という生徒会長からの依頼。高圧的な態度を取る教師・松山の存在などにより調査は難航。しかし怪奇現象はますますエスカレートしていき…。

生徒たちが行う「オリキリさま」と怪奇現象の関係は

頭から麻衣たちの存在を否定し、調査の邪魔をするかのような教師・松山は、生徒たちの訴えに耳を貸そうともせず、ただ厳しく締めつけています。

そんな学校の雰囲気にストレスを感じたのか、生徒たちの間では「ヲリキリさま」という、コックリさんのようなものがさかんに行われました。「ヲリキリさま」が流行りだしたのは、ある男子生徒の自殺がきっかけのようでした。

まとめ

抑圧された一人の少年の心が、多くの生徒たちの思いと重なり、そして膨れ上がった禍々しい「モノ」の存在を消すためには、相応の代償が必要となるのです。怖さもありながら、抑圧され、自由にならない彼らの苛立ちやあきらめ、もどかしさに切なさと遣る瀬無さを感じる物語です。

<こんな人におすすめ>

学校の怪談から発した奇妙な現象に興味がある
『ゴーストハント』シリーズのファン
小野 不由美 のファン

ぬこ
ぬこ

相変わらず怖い…。

だけど、悲しみややるせなさが

胸にずーんと残るのだが、

それが悪くない読後感。

のこ
のこ

「人を呪わば穴二つ」とも

言うけれど。こっくりさんの

ようなものも、単なる好奇心から

気軽にやるものではないわね。

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