いくつもの推理が錯綜する!真実はどこにあるのか

のこ
のこ

こちらはある田舎で起きた

「飛び石殺人事件」の謎に挑む

名探偵のお話しよ。

ぬこ
ぬこ

「飛び石殺人事件」ってなんだ?

のこ
のこ

同じ盃を回し飲みしたメンバーの中で

毒死した人と生き残った人が

交互に出たのよ。

ぬこ
ぬこ

なんだそれ!?

そんなことが可能なのか。

名探偵の推理が気になる!!

『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』 井上 真偽 (著) 講談社文庫

あらすじ

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と、何事もなく助かった者が交互に出るという「飛び石殺人」が発生した。伝説の聖女が起こした奇蹟の殺人なのか。青髪の探偵、上苙が奇蹟の証明に挑む。

婚礼の儀の最中、同じ盃の酒を飲んだ者たちのうち、新郎父、新郎、新婦父が毒死し、新郎母と姉の2人、新婦とその伯母が生き残った。そして新婦の持ち物から砒素が発見され…。

奇怪な状況の中、上苙の弟子である少年、八ツ星が推理を展開していきます。突き止めるほどに、該当する犯人がいないという矛盾。そして事件は思わぬ方向に向かいます。

まとめ

多くの人間が推論を繰り広げ、それを潰していくというスタイルのミステリ。これは奇蹟なのかを論証する上苙が見どころの物語です。

<こんな人におすすめ>

個性豊かな名探偵が活躍する話を読みたい
不思議な事件の謎を描いたミステリに興味がある
井上 真偽のファン

ぬこ
ぬこ

ほほ〜 「奇蹟」ではなかったわけだ。

しかしめちゃ論理的でおもしろいな。

のこ
のこ

可能性を片っ端からつぶしていくという

スタイルのミステリーよ。どことなく

漂うユーモアがスパイスとなる物語ね。

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