のこ
こちらは毒親に育てられた
女性のお話よ。
ぬこ
毒親かあ。かなりひどいことを
されてきたのかな?
のこ
それがちょっとグレーなの。
大人になって振り返って
みると…といったところね。
ぬこ
グレー?
どんな感じなんだろうな。
『謎の毒親』 姫野 カオルコ (著) 新潮文庫
あらすじ
母の一周忌をすませた週末、光世は大学時代に通っていた文容堂書店へ、数十年ぶりに訪れた。店に貼られていた「城北新報」の相談コーナーへ、自分が両親から受けた様々な行為について相談してみようと思い、PCの電源を入れた。
「城北新報」ならびに相談コーナーは、書店の店長夫婦が作成していたものです。封書で光世の相談を受け取った夫婦は、回答の返信をしたため、さらに光世と食事をしたりと交流を深めていきます。
まとめ
光世は、幼い頃から突然罵倒されたり、無視されたり、異様な接触をされたりと、両親から不可解な態度を取られていました。ただ食事もして、学校も行かせてもらっているので光世本人は毒親と言わないのでは?とも思っているようです。予測できない親の言動や行動に戸惑い、傷つきながらも「感謝しようとする」子の思い。子供の「本当の思い」の存在すら気づかない。それが毒親なのかもしれません。
<こんな人におすすめ>
毒親とは何なのか、考えさせられる話を読んでみたい
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姫野 カオルコのファン
リンク
ぬこ
これ めちゃ毒親だろ!!
背筋が寒くなるわ!!
のこ
子供は親が「毒親ではない」と
思うことで、自分が傷つくことを
防いでいたのかもしれないわね。
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コメント