のこ
こちらはある丼チェーン店の
店長たちをめぐる物語よ。
ぬこ
丼チェーン店の店長かあ。
ブラックな環境もあるんだろうなあ。
のこ
そうね。そうした店長たちの背景や
経営がわからの視点などが
人々の心情豊かに描かれているの。
ぬこ
なるほどね!店長たちの
人生をちょっとのぞいてみよう!
『店長がいっぱい』 山本 幸久 (著) 光文社文庫
あらすじ
豚バラ肉と玉ねぎを甘辛く煮込んだものを卵でとじる他人丼。これを友々丼と名付け、看板メニューとして国内外に多くの店舗を展開する友々家。様々な事情で店長となった者たちが奮闘中。トラブルに巻き込まれつつも、今日も店長は誰かのために店を開けているのです。
左遷、転職、離婚した主婦、家出青年。様々な事情を抱える店長たち。従業員や客とのトラブルなど、問題を抱えながらも今日も必死に友々丼をつくります。多くない賃金、過重な労働、本社からの重圧。自分の足元がぐらつきそうになる中、新しい目線や考え方のきっかけを与えてくれたのはやっぱり友々丼なのでした。
まとめ
店長はその名を持った遠い存在ではなく、家族も悩みも希望も持つ一人の人間なのです。その当たり前のことに気づかせてくれる、涙あり、笑いありの「店長物語」です。
<こんな人におすすめ>
ブラック気味の飲食店店長ががんばる話に興味がある
じんわりと心に沁みてくる人間ドラマが好き
山本 幸久のファン
リンク
ぬこ
なんだよ…
一杯の他人丼にこんなにいろんな
ドラマが潜んでいるとは…(இдஇ; )
のこ
年齢も立場もそれぞれに違う
店長たちが繰り広げる、
笑いあり、涙ありの感動の物語ね。
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