世にも奇妙な、それでいて身近に感じる世界

のこ
のこ

こちらは、朝井リョウ流の

「世にも奇妙な物語」よ。

ぬこ
ぬこ

ああ あの若くして直木賞

取った人ね。どんな雰囲気なのかな?

のこ
のこ

それぞれがリア充に見える

シェアハウスの真相や、

コミュニケーション能力を

はかる裁判、などがあるわ。

ぬこ
ぬこ

わあ〜 なんだか現代社会を

皮肉っているような。

ちょっと見てみたい。

『世にも奇妙な君物語』 朝井 リョウ (著) 講談社文庫

あらすじ

初めに感じたのは、ほんのわずかな違和感、それが、みるみる間にふくれていき、後戻りのできない状況になっていく。そんな、朝井リョウ流の「世にも奇妙な物語」。

それぞれがリア充に見える者たちが集まるシェアハウスの真相、コミュニケーション能力をはかる裁判、子どもの未来を考えひた走る幼稚園教諭の現実…。現代における表面的な人間関係と、それを眺める者たちの直接的及び間接的な評価を、とても冷静に描いています。

まとめ

各短編それぞれにも、コミュニケーションに対する滑稽さが含まれていて、今の世の中における若者の「生きづらさ」というものがひしひしと感じられます。

また、意外性のあるラストへと導く鮮やかな構成は、ミステリ作品として、またエンタメ作品としても楽しめます。世にも奇妙な、それでいてすぐ身近に感じる世界を堪能できる物語です。

<こんな人におすすめ>

「世にも奇妙な物語」が好き
朝井リョウが描くジワリと怖い奇妙な世界を読んでみたい
朝井 リョウのファン

ぬこ
ぬこ

いやあ 何とも妙な話だが

実際どこかで起こっていても

おかしくないような。

のこ
のこ

世界がひっくり返るような

意外性のあるラストも楽しめる

エンタメ小説ね。

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