さみしさを受け入れるが理解しないということ

のこ
のこ

こちらは、マンガ

『違国日記』の第3巻よ。

ぬこ
ぬこ

2人の生活は落ち着いてきたのかな?

のこ
のこ

少しずつ慣れてきたようね。

そこで朝のモヤモヤした気持ちが

発動してくるの。

ぬこ
ぬこ

思春期だし、親のこともあるし。

ようやく環境に慣れて、自分の気持ちに

耳を傾けられるようになってきたのかな。

『違国日記 3 』  ヤマシタトモコ (著) 祥伝社

あらすじ

両親を事故で亡くした15歳の田汲朝。小説家である叔母、高代槙生と住みはじめてから数ヶ月。親友のえみりを家に招いた朝。そこへ槙生の人見知りが発動。1人になりたいと執筆に没頭する槙生には、朝の声は届かないようで…。

人が苦手で、1人でいるのが好きな35歳の独身作家と、彼女の姪にあたる、人見知りを全くしない15歳の女子高生の、二人暮らしの日々を描きます。両親を事故で喪った朝。表面上は落ち着いて見えますが、親を思い出すたびに少しずつ違和感を感じます。

まとめ

朝の感じるいらだちや寂しさを、槙生は「理解できない」とキッパリと言い放ちます。だからこそ歩み寄ろうと提案します。15歳という年にはキツイかもしれませんが槙生は一切の嘘を混えず、真摯な気持ちで朝に向き合います。まっすぐな2人のやりとりに胸が暑くなるコミックです。

<こんな人におすすめ>

泣ける話が読みたい
理解しあえない者同士が同居する話に興味がある
ヤマシタトモコのファン

ぬこ
ぬこ

槙生はさ、不器用だけど

本当に信頼できる言葉を

放つよな。ズシリとくる。

のこ
のこ

作家だからということも

あるのかしら。繊細な槙生が

モヤモヤを抱える朝とどうやって

付き合っていくのかが今後も注目ね。

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