補欠だからこそ見えることとできること

のこ
のこ

こちらはサッカー部の

補欠をしている高3の

男子高校生を描いた物語よ。

ぬこ
ぬこ

高3か。進路を考える時期だよな。

のこ
のこ

そうなの。母を亡くして伯母と

同居しているのだけど、父親から

連絡が入って会うことになったり。

進路にも悩んでいるわ。

ぬこ
ぬこ

部活に進路に親のこと。

悩みは尽きないな。

『ホケツ! 』 小野寺史宜 (著) 祥伝社文庫

あらすじ

母を亡くし、伯母と同居している高校三年生の宮島大地、引退を控えたサッカー部ではいつも補欠。

メンバーの手助けをしたりするのは楽しいが、伯母には「レギュラーだ」と嘘をついていた。

進路に悩んでいるとき、十二年前に家を出た父親から突然連絡が入り、伯母とともに会うことになるのだが。

両親が離婚したあと、母親と二人で暮らしていましたが、母親ががんで亡くなり、母親の姉である絹子伯母さんと生活することになった大地。

サッカーはいつも補欠ですが、信用度が高く、なぜか恋のキューピッド役を何度もしたりしています。

まとめ

伯母に気兼ねしてしまう進路のこと、久々に会っても自分がどう感じているかよくわからない父のこと、サッカー部で起こる問題。

大地は補欠ならではの目線でものごとを見つめ、大地だからこそできるやり方でその問題に挑んでいきます。

補欠の大地が、皆にとってなくてはならない存在となっていく様子に胸が熱くなる物語です。

<こんな人におすすめ>

運動部で補欠だった経験がある
自分のできることにひたむきに取り組む高校生の物語に興味がある
小野寺史宜のファン

ぬこ
ぬこ

自分だけができること

自分の場所を見つけるって

すばらしいよな。

のこ
のこ

そうすることで、自分自身が誰かにとって

「なくてはならない存在」となって

いくのよね。

本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

にほんブログ村

書評・レビューランキング