こちらは2018〜2020年の
イギリスを、政治や文化など
あらゆる角度から描いたエッセイよ。
その時期はEU離脱で
世界中が沸いていた時期だな。
そうね。EU離脱に関する
政治家や国民の動きなども
詳しく描かれているので、とても
わかりやすいわ。
現代のイギリスの様子が
リアルに描かれているんだな。
興味あるぜ。
『ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain』
ブレイディみかこ (著) 講談社
概要
EU離脱、広がる格差と分断、コロナ禍。政治、経済、思想、アートなど、英国社会のさまざまな部分から混沌とした現在を切り取るエッセイ集。
2018年3月号から2020年9月号、月間文芸雑誌「群像」掲載の記事を掲載。
激動の英国社会をパワフルに、論理的に、時にユーモアを交えて綴る。
EU離脱に沸くUK。右と左、政治家の動きと発言、政治に利用されそうになる王室と彼らに対する国民の目線、マスコミによる予想の外れっぷりに、コロナ禍で変わるもの、変わらないもの…。
UKに暮らす一人の人間として、平らかな目線でUKの「現在」を切り取ります。
ブレクジット(=EU離脱)の経緯や背景などはこの一冊で十分に理解できるのではないでしょうか。
政治のみならず、コメディや音楽、映画などの芸術分野からも時代を象徴するエッセンスを紹介していきます。
まとめ
全体を通して感じるのは、格差の広がりであり、そこが広がるにつれて違いを理解することが難しくなる、ということです。
経済の緊縮による貧困の増加、病院や図書館なども縮減され、どうにも明るい展望が見えてこないUK。
熟成したかの国の現場から、私たちは何を学ぶべきなのでしょうか。
<こんな人におすすめ>
現代のUKの政治や文化などをざっくりと知りたい
EU離脱騒ぎがどのように進んでいったのかに興味がある
ブレイディみかこのファン
格差拡大、複雑になる多様化、
福祉の緊縮。ちょっとイギリスってば
大丈夫なのか…(゚o゚;;
経済や福祉の緊縮が招く
未来をいち早く見せてくれているわね。
日本はこれからどうするべきなのかを
考えさせてくれるわね。
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