死は街の人々にやさしく寄り添う

のこ
のこ

こちらは時代をまたぎ、

生と死、奇妙な体験をした人々の

奇跡を紡ぐ物語よ。

ぬこ
ぬこ

舞台はどこなんだ?

のこ
のこ

東京の下町の商店街よ。

ここではさまざまな不思議な

出来事が起こるの。

ぬこ
ぬこ

へえ〜 時代を超えた不思議な

出来事ってなんだろうな?

きになるぜ!

『かたみ歌』 朱川 湊人 (著) 新潮文庫

あらすじ

東京の下町・アカシア商店街。ここでは不思議なことが起こる。

殺人事件があったラーメン屋の様子を窺っていた男の正体、顔を見せなくなった猫と入れ替わるように家に来るようになった光の玉、死神のサインが見えるレコード店の店主。

それぞれの時代で訪れる生と死、そして幸せ。7つの奇跡が感動の涙を呼ぶ物語。

アカシア商店街の近くの覚智寺という寺は、あの世と繋がる場所であるらしく、街には不思議なことが起こります。

亡くなった者が姿を見せたり、時空鵜を超えた相手と交流できたり…。

どの話にも一見気難しそうだが話してみれば案外気さくな古本屋の店長が登場し、奇妙な体験をした人々の話に、親身になって耳を傾けます。

まとめ

喪われた者からのメッセージは、誰にでも訪れる「死」を受け入れさせ、残る者にそっと寄り添ってくれるのです。

生と死の奇蹟に涙が止まらなくなる感動の物語です。

<こんな人におすすめ>

「死」をテーマに描かれた連作短篇集を読んでみたい
遺された者達が受け取るものがどのようなものか興味がある
朱川 湊人のファン

ぬこ
ぬこ

じんわりとしみ込んでいくようだ…(TОT)

のこ
のこ

生と死の奇跡に感動する

物語ね。

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