のこ
こちらは大分にやってきた
イギリス人陶芸家と
日本の若者たちが陶芸を広める
ことに情熱を注いだ物語よ。
ぬこ
イギリスからわざわざ来たの?
なんでまた?
のこ
日本の陶芸に魅せられ、
世界に広めるべくその技術を
懸命に学ぶの。
ぬこ
へえ〜 日本人としては
嬉しい話だな。彼らの交流の
様子も興味あるな。
『リーチ先生』 原田 マハ (著) 集英社文庫
あらすじ
1954年、大分の小鹿田にやってきた、イギリス人陶芸家のバーナード・リーチ。
ある窯元の弟子として働く十六歳の少年、高市はリーチ先生のお世話係に任命された。
驚くことに、リーチ先生は高市の父、亀之介を助手としていたことがあるという。
陶芸を愛し、広めることに情熱を注いだ者たちの姿を描いた物語。
1909年、芸術に憧れていた亀之介は、日本の美を学ぼうと来日した青年、リーチの助手となります。
陶芸にのめり込み、土づくりから窯づくり、焼成まで、様々な人の手を借りながら手を広げていき、リーチの作品も日本国内での評価を高めていきます。
そんな中、リーチ先生がイギリスへ帰る、という話が持ちあがったのですが…。
まとめ
高村光太郎、岸田劉生、武者小路実篤、志賀直哉など、そうそうたるメンバーも登場し、物語に厚みを持たせます。
「陶芸」への情熱でつながる師弟愛、友情を、日本とイギリスをまたいで大らかに描きます。
その強い絆、陶芸への熱い思いに深く感動する物語です。
<こんな人におすすめ>
日本で活躍したイギリス人陶芸家の存在に興味がある
芸術に情熱を傾けた師弟関係、友情を描いた話を読みたい
原田 マハのファン
リンク
ぬこ
登場する日本人芸術家メンバー、
すごい顔ぶれだな!!w(°0°)w オォー
のこ
日本の陶芸にこんなに情熱を
かけた人たちがいたことに
胸が熱くなる物語ね。
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