日本を下支えしてきた中小製造業の変革劇

のこ
のこ

こちらは足袋業者が

ランニングシューズを開発していく

お話よ。

ぬこ
ぬこ

開発できるの?

そして完成したらどうやって

売るのかな?

のこ
のこ

足袋の技術を生かして開発に

取り組み、著名なランナーに

使ってもらおうとするのだけど

大手メーカーからの横槍が入るの。

ぬこ
ぬこ

おお!地方零細企業VS

大手メーカーの戦いでもあるわけだ!

勝負の行方が気になるぜ!!

『陸王』  池井戸 潤 (著) 集英社文庫

あらすじ

埼玉県行田市にある老舗の足袋業者「こはぜ屋」。

四代目社長である宮沢紘一は日々下がる売り上げで、資金繰りに頭を悩ませていた。

そこで足袋づくりの技術を生かしたランニングシューズを作るという新規事業に挑む。

従業員20名。100年続いた「こはぜ屋」ですが、世の中の足袋ニーズに合わせて業績も下がってきています。

現状維持をしていてもゆるやかに倒産を待つだけだ、と宮沢は新規事業に着手。

足袋の技術を生かし、足裏が地面を感じやすく、故障しにくいランニングシューズの開発です。

大手スポーツブランドとの争い、素材探し、開発力不足。多くの問題を乗り越え、こはぜ屋は生き残ることができるのでしょうか。

まとめ

地方零細企業が排水の陣で、人、モノ、そして自社の伝統と誇りを武器にして、大手ブランドや銀行と戦います。

100年続いたのれんという「変わらないもの」をベースに新商品を開発し、新たな時代に殴り込みをかける姿に、熱い気持ちがこみあげてくる物語です。

<こんな人におすすめ>

地方の小さな製造業が新たなジャンルに殴り込みをかける話に興味がある
製品への誇りを胸に、困難に立ち向かう者たちの姿を描いた物語を読みたい
池井戸 潤のファン

制作動画はこちらからどうぞ。

ぬこ
ぬこ

ヾ(≧∇≦*)/やったー

よく頑張った!!

のこ
のこ

小さな力でも、情熱を

持ち続けていれば、大きな巨人にも

負けない力を持つことができるのね。

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