2021-05

イラストブックレビュー

スーツケースの半分に居れるのは自分の未来

『スーツケースの半分は』 近藤史恵 (著) のイラストブックレビューです。真実はフリーマーケットで青いスーツケースに一目惚れし、購入。やがてそのスーツケースは友人たちに手渡され、世界中を巡るうちに、やがて「幸運のスーツケース」と呼ばれるようになり…。
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アフリカ出身の女性たちの苦悩と感情のひだを描く

『なにかが首のまわりに』チママンダ・ンゴズィ アディーチェ (著)のイラストブックレビューです。人種、ジェンダー、家族にまつわる女性たちの苦悩や心のひだを描く12の短編集。
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考えろ。私たちは何を選び、どこへ向かうのか。

『魔王』 伊坂幸太郎 (著)のイラストブックレビューです。会社員の安藤は両親を亡くし、弟の潤也と二人で暮らしている。あるとき、自分が念じると、自分が思った通りの言葉を相手がそのまま口に出すことに気づく。様々な条件の中で試した後、安藤はその能力を使うために、一人の男へと近づいていく。
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記憶を消すことは悪なのか

のこ こちらは記憶を消すという 都市伝説の怪人「記憶屋」を めぐるお話よ。 ぬこ 記憶を消す? いやな記憶を消すのなら 便利な感じだけど。 のこ そうね。でも、そのいやな 記憶には大切な人物も...
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天才脳学者VSサイコパスに恋した研究者

のこ こちらは共感覚を持つ青年が ある研究者に監禁されてしまうお話よ。 ぬこ 物騒な話だな。なんだって 監禁されてしまったんだ? のこ 研究と言われているようだけど。 彼と仕事をしたことがある、美人 ...
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サッパリとしているのに絶妙な熱さを持つ恋愛物語

『恋に焦がれて吉田の上京』 朝倉 かすみ (著) のイラストブックレビューです。札幌で両親と弟、そしてハムスターの枇杷介と暮らす23歳の吉田苑美は、はじめて恋をした。相手は40男のエノマタさん。東京へ行った彼を追いかけ、ストーカーまがいのことをして、ただひたすらに彼のことを知ろうとするのだが…。
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日本を下支えしてきた中小製造業の変革劇

『陸王』  池井戸 潤 (著)のイラストブックレビューです。埼玉県行田市にある老舗の足袋業者「こはぜ屋」。四代目社長である宮沢紘一は日々下がる売り上げで、資金繰りに頭を悩ませていた。そこで足袋づくりの技術を生かしたランニングシューズを作るという新規事業に挑む。
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超人的な能力を持ちながら感情が欠落した男の正体とは

『脳男 新装版』 首藤 瓜於 (著)のイラストブックレビューです。愛知県愛宕市で起こった連続爆破事件の共犯容疑で連行された鈴木一郎、二十九歳。精神鑑定医・鷲谷真理子と刑事・茶屋は彼が無実だと確信するが、鑑定中の愛宕医療センターで次々と爆弾による爆発が起こる。鈴木一郎は果たして爆破事件の犯人なのか。
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他人の意識を植えつけることは可能なのか

『私の消滅 』 中村 文則 (著) のイラストブックレビューです。「このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない」そう書かれた手記を、古びたコテージで読む男。部屋の奥にある白いスーツケース、そして男が成りかわろうとしている「小塚」という男の身分証。思わぬ方向に展開していく壮絶なミステリー。
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辛口なケーキ王子のスパイシーな名推理

『ケーキ王子の名推理』 七月 隆文 (著) のイラストブックレビューです。ケーキが大好きな女子高生、未羽は失恋した悲しみを癒そうと訪れたケーキ屋で、パティシエ修行をしている学校一のイケメン、颯人に遭遇。その甘いマスクに反して氷のように冷たい態度と発言をする颯人だが、パティシエ修行のことは人に言うな、と念を押される未羽だが。