喋りたい女たちと「スマート泥棒」の関係とは

のこ
のこ

こちらは白昼堂々

盗みを働く「スマート泥棒」

について描いた物語よ。

ぬこ
ぬこ

白昼堂々、盗みに入る?

そんなことが可能なのか?

のこ
のこ

被害に遭った女性たちも

クセのある人たちで。

犯人の関係者たちが語ることで

その全貌が明らかになっていくの。

ぬこ
ぬこ

ほほ〜う。

スマート泥棒の正体は

いったいどんなやつなんだろうな?

『スマート泥棒』 悠木 シュン (著) 双葉文庫

あらすじ

巷を賑わせる「スマート泥棒」略して「スマドロ」は、白昼堂々、人が在宅している家で盗みを働く泥棒。

被害に遭った主婦、サロンの女社長とその妹、犯人の幼なじみなど、犯人と関わった女性たちが被害の様子や自分のことを語っていくうちに、彼らの人間関係も明らかになっていき…。

「スマート泥棒」は男性二人組。

イケメンのほうが女性の相手をしているうちに、もう一人が家の中を物色します。

被害に遭った女性たちも、それはもうクセの強い方たち。

何なら自ら進んで、今、被害に遭いにいきます、といった体です。

そうなってしまったのも彼女たちの生い立ちや、今抱えている状況の困難さが原因のようです。

まとめ

勢いよく喋り散らかす女性たちが胸の奥底に持つドロドロしたものは、その明るい口調との比較によってよりクッキリと際立ちます。

文体の明るさ、楽しさ、そして少しずつ明らかになる人間関係に、最後まで一気読みしてしまうミステリーです。

<こんな人におすすめ>

構成が見事なミステリーを読んでみたい
被害者の個性が強烈なミステリーに興味がある
悠木 シュンのファン

ぬこ
ぬこ

明るい口調で結構シュール!

なんかクセになるな。

のこ
のこ

章が進むごとに新たな驚きを

与えてくれる、構成が見事な

ミステリーよ。

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