極限状態における神とは、祈りとは何なのか

のこ
のこ

こちらはヒマヤラのある国で

捕らえられた男性が

極限状態の中で神や祈りについて

考えるお話よ。

ぬこ
ぬこ

治安の乱れた国に行っちゃったのか?

それはどうしてなんだ?

のこ
のこ

美術品持ち出し禁止の国で政変が

あったことを知り、密入国して

美術品を持ち出そうとしたの。

ぬこ
ぬこ

そりゃある意味自業自得だけど…。

クーデターが起こった国での捕虜生活?

いったいどんな感じなんだろう。

『弥勒』 篠田 節子 (著) 集英社文庫

あらすじ

新聞社で展覧会を企画・運営する仕事をしている永岡は、妻の髪飾りがヒマラヤの国、パスキムの破壊された仏像の一部と気付く。

美術品持ち出し禁止の国で政変があったことを知り、密入国を試みた永岡が目にしたものは虐殺された僧侶たちと壊滅した都市だった。

そして革命軍に捕らえられ…。

寺院から黄金の弥勒像を持ち出し、何とか隠した後、永岡は革命軍につかまり、「キャンプ」へ連れていかれます。

待っていたのは農作業の強制労働と粗末な食事。

ある日やってきた革命軍のリーダーは、かつてパスキム王の秘書官でした。

面識があった永岡は自分を帰してほしいと要求しますが…。

まとめ

貧しいネパールの小さな中での貧富の差。

これをなくし、完全平等を求めたやり方は、人々を破滅の方向へと導くのです。

何度も命の危険にさらされる極限状態における神とは、祈りとは何なのか。

その価値観を何度も壊され再構築された先に、答えはあるのです。

<こんな人におすすめ>

ヒマラヤの秘境での文化やクーデターを描いた話に興味がある
いつ死んでもおかしくない状況での宗教観を描いた話を読んでみたい
篠田 節子のファン

ぬこ
ぬこ

ううむ。万人にとっての

平和ってあり得ないのかもしれないな。

のこ
のこ

死と隣り合わせな日々において

神や祈りの存在はまた特別なものに

なるのではないかしら。

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