神の仕業か、悪魔のいたずらか。修道院で起こる謎。

のこ
のこ

こちらはアテネの廃院に描かれた

大天使ミカエルの絵と、そこで

起こった不審な出来事について

描かれた物語よ。

ぬこ
ぬこ

廃院かあ。なんだか怖い雰囲気。

そこで何が起こったんだ?

のこ
のこ

以前、そこの修道士たちが

数日で全員亡くなったようなの。

今回訪れたメンバーも体調を崩したり

様子がおかしくなったりしているわ。

ぬこ
ぬこ

え、なにそれ呪い?

亡くなったりおかしな状況になるのに

どんな理由があるんだろう?

『廃院のミカエル』 篠田 節子(著) 集英社文庫

あらすじ

食品輸入会社の現地職員として働く美貴は、アテネに訪れた。

目的の蜂蜜を捜すために訪れた村にあった、修道院の壁に描かれた大天使ミカエルの絵を見つける。

それから彼女の周囲では不思議な出来事が起こり始める。

美貴と、コーディネーターの綾子、絵画の補修を仕事にしている吉園の3名で訪れたのはある修道院でした。

壁に描かれた大天使ミカエルの絵を見たあと、祈りの声が聞こえてきます。

ここは廃院となっているのに…。

その後、綾子の様子がおかしくなったり、その集落の司祭が急に体調を崩したりと不穏な空気が漂います。

廃院となったのは、修道士たちがほんの数日で全員亡くなったからなのですが、その原因とは。

まとめ

アテネの奥深い地で、神に身を捧げる者たちに起こった出来事は何だったのか。

人の力の及ばない、神の領域とは本当にあるのか。

心に闇を持つ者ほど神の存在を強く求めるのかもしれません。

<こんな人におすすめ>

アテネの山奥での宗教観に興味がある
現実と宗教上の奇跡が奇妙に絡み合った話を読んでみたい
篠田 節子のファン

ぬこ
ぬこ

信仰と現実が奇妙に絡み合うと

こんなことが起こるんだな。

のこ
のこ

アテネの山奥の地域での

宗教観などについても

よくわかる物語ね。

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