【飼い主なら知っておきたい】 FIP(猫伝染性腹膜炎)について

当ブログではブックレビューをご紹介していますが、今回はFIP(猫伝染性腹膜炎)をテーマに、モエさんとぬこの共著という形でKindleにて出版しましたのでそのお知らせです。

我が家の飼い猫ユキ(サバトラのメス、6歳)は2021年5月上旬にFIPと診断されました。

ネット上でFIPに関する情報を調べましたが、飼い主本人の焦りと不安もあり、なかなか頭に入ってこない、という状況がありました。

そのため、このFIPという病気をわかりやすく解説したものがあると良いのではと考えたこと、またこの闘病体験を多くの人に伝え、飼い主さんたちの参考になればと思い、本書を発刊いたしました。

FIP(猫伝染性腹膜炎)を知っていますか?

猫コロナウイルスが毒性の強いFIPウイルスに変異し、内臓を覆う膜に炎症が起こる病気です。

食欲減退、運動の減少などが起こり、子猫であれば10日ほど、成猫であれば1ヶ月ほどで死に至るという怖ろしい病気です。

ちなみにこの猫コロナウイルス、人間にうつることはありません。

日本では猫コロナウイルスに感染している猫は50%以上、とも言われています。

実際にFIPを発症したらどうすればいいの?

動物病院で検査を受けます。

治療を行う場合は

①自分で薬を海外から取り寄せ(日本では扱っていない&未承認のため)、自己責任で投薬、あるいは病院に相談して注射を打ってもらう

②『MUTIAN』という薬を扱う協力病院で治療を受ける

上記2種類になります。

薬はバイアル(液体)を注射するか、カプセルを飲ませる方法で、12週間(84日間)、毎日同じ時間に投薬する必要があります。

猫の体重に応じて薬の量が変わってきますので、子猫でしたら薬代で50万円ほど、成猫でしたら100万円はかかると考えていいと思います。

さらに、病院で注射を打ってもらうのであればその料金もかかります。

費用面で難しいと感じる場合は、クラウドファンディングを利用する方法や、また延命治療などを行い、最後の時間を大切に過ごす、といった選択もあります。

FIPの闘病体験を知りたいのですが?

我が家のユキは2021年5月にFIPの診断を受けました。

FIPについてあれこれ調べ、不安と焦りでいっぱいになっているときに、同じくFIPの診断を受け、治療を始めたオルガ君(ベンガルのオス猫、当時2ヶ月)の飼い主であるモエさんと知り合いました。

モエさんも熱心にこの病気のことを調べ、あらゆる情報を私に教えてくれました。

そして、この病気を、猫の飼い主さんたちにもっと知ってもらいたい、ということで私たちは同意し、本を出しましょう!という流れになったのです。

『うちのにゃんこが猫コロナ感染・発症しました【致死率100%!?猫伝染性腹膜炎闘病記】人間にはうつらないけど猫にとっては大問題!!』では、FIPについてイラストを交えてわかりやすく解説し、またオルガ君とユキの84日間にわたる闘病記も掲載しています。

闘病記ではそれぞれの治療方法、猫たちの様子、飼い主の心境などを綴っています。

こうした病気が存在すること、そして実際に発症した場合、飼い主はどのように対処していけば良いのかを知っていただけたら、と考えています。

この本が、飼い主さんとにゃんこが幸せに暮らすための一助としてお役に立てたら幸いです。

オルガ君 
ユキ

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下記リンクより購入いただけます。なお、Kndle Umlimitedにご加入いただいている方でしたら無料でお読みいただけます。

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