琵琶湖に生きる民たちの存続をかけた戦い

のこ
のこ

こちらは特殊能力を持つ

琵琶湖の民達が戦いを

繰り広げる物語よ。

ぬこ
ぬこ

特殊能力って超能力とか

そういうやつ?

のこ
のこ

そうね。琵琶湖近隣に住む

二つの一族がいるのだけど

彼らを脅かすような第三の存在が現れるの。

ぬこ
ぬこ

うわあ なんだかすごいことに

なりそうだな。その戦いぶりも

気になるぜ。

『偉大なる、しゅららぼん』 

万城目学 (著) 集英社文庫

あらすじ

高校入学のタイミングで、琵琶湖畔の街・石走にある日出本家にやってきた日出涼介。

本家の跡継ぎであり、その殿様ぶりをナチュラルに醸し出している淡十郎の「お供」として、彼の言動に振り回される日々。

日出家は琵琶湖から特殊な能力を授かった一族。

その日出家のライバルであり、同様に特殊能力を持つ棗家の長男・棗広海と同じクラスに。

そして彼らはその力を使った戦いを繰り広げる。

物を動かしたり、人の思考を読めるといった特殊能力を持つ日出家の人間として生まれた涼介は、高校入学を機に、日出本家に世話になることに。

師匠について、能力の修行に励みつつ、学校へと通います。

城に住む日出本家の長男・淡十郎は、思い通りにならぬことなど何ひとつない、まさに天然の殿様ぶり。

同じクラスには日出家のライバルである棗家の長男・広海の姿も。

反発し合う間柄の日出家と棗家ですが、彼ら共通の敵が現れ、両家の存続を脅かします。

天敵同士である彼らが手を取り合い、立ち向かう相手とは。

まとめ

琵琶湖から授かった特殊能力、背後に見える敵の大きな力や、琵琶湖にいる「神」の存在。

壮大かつ荘厳でありながら、彼らの青春ぶりに笑ったり、ホロリとしたり。

神の手によって遊ばれる人間の姿というのは滑稽でありながらも、どうしても目が離せないものなのかもしれません。

<こんな人におすすめ>

歴史ある町に住む特殊能力を持つ人間たちの戦いを描いた話を読みたい
友情や恋、そして戦いを描いた青春小説が好きだ
万城目学のファン

ホルモー同様、映画化が難しそうですが、戦いシーンはやはりCGを駆使して作られたのでしょうか。

淡十郎役の濱田岳さんはうふふ、となりますが涼介役の岡田将生くんは、ちと美形すぎやしませんかね…。キヨコングも深田恭子さんでお美しい!!

ぬこ
ぬこ

土地の民族達や神様など

壮大なロマンが繰り広げられる

物語だな!!

のこ
のこ

友情や恋も絡んでくる

青春小説でもあるのよ。

最後までワクワクが止まらないわね。

本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

にほんブログ村

書評・レビューランキング