こちらはエリート警部補が
女子高生と組んで事件を
解決していくお話よ。
なになに？？
女子高生が警察の仕事を
するのか？？
警視庁の中でも特殊事案を扱う部署の
特別捜査官として在籍しているの。
事件を解決してきた実績もあるのよ。
ええ〜 女子高生が
事件を解決してきたって？
いったいどんな捜査をするんだろう。
『相棒はJK 』榎本憲男 (著) ハルキ文庫
あらすじ
警察大学校を首席で卒業したエリート、鴨下俊輔警部補は、警視庁刑事部長直轄の組織である刑事部捜査一課特命捜査係への異動を告げられる。
クセの強いメンバーで構成され、数々の難事件を解決してきているこの部署の中心人物とバディを組むことになった鴨下。
しかしその相手は、何と女子高生だったのだ。
エリート警部補の相棒は何と現役女子高生！？
成績は優秀、キャリア組の中でも将来有望な鴨下。
突然の異動を命じられ、配属された先は刑事部長直轄で、特殊な事案を受ける特命捜査係でした。
おまけに相棒は現役の女子高生。
危険な捜査に女子高生を巻き込むわけにはいかない、と当初は反対していた鴨下ですが、この女子高生、花比良真理の能力を目の前にして、次第に考え方に変化が現れます。
やりすぎな取り調べ、不確定な捜査を推奨する真理が、事件解決のために発揮する能力とは。
まとめ
メンクイの今どき女子高生と、教科書どおりに物事を判断し、実行しようとする鴨下。
彼らのぶつかり合いは、法と命のどちらを守るのか、という問題でもあります。
そんな法の壁を蹴破る勢いの真理も、特命係としての彼女だけが持つ能力、そして少々特殊な過去を持っています。
軽快な警察小説の顔を持ちながらも、現在進行形の犯罪を見つけ出し、阻止しようとするかれらの姿に、手に汗握ります。
まだまだいろんな事件を解決してくれそうな、彼らの活躍ぶりが楽しみなエンタメ小説です。
＜こんな人におすすめ＞
女子高生とエリート警部補がコンビを組んで活躍するミステリを読みたい
考えられないような破天荒な捜査をする警察小説に興味がある
榎本憲男のファン
破天荒な女子高生と四角四面な
刑事のやりとりがテンポ良くて
いいな。
著者がこれまで書いてきた
硬派な警察や官僚の話とはまた
テイストが異なる、登場人物たちの
魅力がたっぷりと伝わる物語ね。
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