麻之助のもとへ波乱とともにやってくる新しい流れとは

のこ
のこ

こちらは江戸の揉め事を裁定する

町名主の跡取り息子・麻之助と

町の人々を描いた「まんまこと」

シリーズ第七弾よ。

ぬこ
ぬこ

もう七作目なんだなあ。

麻之助は妻と子を亡くした

痛みは癒えたのかな?

のこ
のこ

周囲の人たちも麻之助を

気にかけていて、縁談の話を

持ってきたりするの。麻之助も

少しずつ気持ちが動いてきているようよ。

ぬこ
ぬこ

おっ!!麻之助も再び

所帯を持つ気になったか??

相手が誰なのか気になるな!!

『かわたれどき』 畠中 恵 (著)文春文庫

あらすじ

町名主の跡取り息子・麻之助のもとに、今日も揉め事が持ちこまれる。

悪友であり、親の跡を継ぎ町名主となった清十郎には元気な赤子が生まれ、麻之助の亡き妻・お寿々の縁者であるおこ乃の縁談がまとまった。

そんな中、周囲の者達が麻之助の縁談を見る、と言い出す。

麻之助のもとへ「ご縁ができた」と突然やってきた娘、おりょうには、一緒になると不幸になるという噂がまことしやかにささやかれていた。

不可解な縁談騒ぎの真相を探る麻之助が見つけた真実とは。

麻之助のもとへ縁談話がやってきた!?

縁のあるものが、子が生まれたり縁談がまとまったりして、自分だけが置いていかれるような心持ちの麻之助。

しかし再び身を固める気はありません。

そんな麻之助の気持ちにお構いなしに、麻之助の縁談を世話したい、と丸三や大貞らが言い出します。

そして楓屋のおりょうという娘はなぜ麻之助のもとへやってきたのか。

そこには思いがけない理由があったのです。

江戸の人々を不安にさせる噂話や、美しい錦絵を描く絵師の正体など、今回も鋭い推理力と鮮やかな采配を見せる麻之助。

しかし、料理屋・花梅屋の娘、お雪が水害に巻き込まれ、記憶を失ったことで麻之助の心に変化が現れます。

まとめ

人々の妬みや企みは、噂となって江戸の町に広がりもとの形がわからなくなるほど歪んでしまうことも。

多くの人たちの、そんな絡まりあった事情を良き場所におさめていく麻之助は、再び誰かと手を携えて歩いていく道を選んだようです。

とはいえ、うまくいくのかどうか、今後が気になります。

<こんな人におすすめ>

江戸の町に起こるトラブルを解決する町名主の仕事や、当時のトラブルの内容が気になる
『まんまこと』シリーズのファン
畠中 恵のファン

『まんまこと』シリーズのイラストブックレビューはこちらからご覧いただけます。

ぬこ
ぬこ

おお!いよいよ麻之助が…

ってこの状況は大丈夫なのか!?

のこ
のこ

こうした大変な状況だからこそ

麻之助は自分や伴侶となる人の

人生に改めて目を向けることが

できたのかもしれないわね。

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