作家の個性をショートショートで味わえる贅沢な江戸人情物語

のこ
のこ

こちらは神田の長屋を舞台に

江戸の人々の人情を七人の

作家が描くショートショートよ。

ぬこ
ぬこ

へえ〜。舞台はひとつで

いろんな作家が話を紡いで

いくわけだな。個性が出そうだ。

のこ
のこ

そうなの。思わずクスリと笑ったり

ホロリとしたり。長屋に住む人々が

生き生きと描かれているわ。

ぬこ
ぬこ

ショートショートって

ところも読みやすくていいよな。

どんな話が登場するのか、楽しみだぜ!

『五分後にホロリと江戸人情』

風野真知雄 (著), 岡本さとる (著), 泉ゆたか (著), 輪渡颯介 (著), 稲葉稔 (著), 三國青葉(著),吉森大祐(著)

講談社文庫

あらすじ

神田講談町の保呂里長屋の住民たちは、貧しいながらも互いを気にかけつつ、日々を楽しく暮らしていた。

奉公先で辛い思いをし、長屋の近くまで戻ったが一歩を踏み出せないこのみ。

死んだ親父に似ていると言われ、ふてくされる春太郎。

荒っぽい権助の部屋の前で見た美しい女が気になる三太。

迷惑をかけたり、面倒を見たり、見られたりしながら、笑い、泣き、心あたたまる江戸の人情を、気鋭の時代小説家七人が描き出すショートショート。

保呂里長屋で繰り広げられる人間模様

保呂里長屋を出て料亭に奉公へ出て一年になるこのみ。

仕事はきつく、叱られてばかり。

とうとう耐えきれず店を飛び出し、長屋の近くに来ました。

路地のそばで長屋の様子をうかがっていると、そこにあらわれたのは「辛かったら帰ってこい」と言ってくれた文治郎にいちゃんだったのですが…。

『水茶屋の看板娘』と呼ばれた美人の姉を持つ三太は、姉の影響もあり、甘味と芝居が大好き。

長屋の隣に住む権助は声も動作も大きくて荒っぽく、三太は苦手に感じています。

ある夜、権太の家の前で艶めいた洗い髪の、憂い顔の美しい女性を発見。

その女性のことがどうしても気になる三太は、権太を問いつめます。

謎の女性の正体とは。

まとめ

親子の情、主従の絆、長屋で築かれる友情や、名前のつけがたい関係。

保呂里長屋で繰り広げられる様々な人間模様を、今をときめく七人の時代小説家たちが描きます。

狭い長屋でありながら、そこに住まう人々の背後には多くのものがあることに驚くとともに、感慨深いものを感じます。

長屋に住む人々の息づかいまで聞こえてくるような、笑いと涙と驚きに満ちた一冊です。

<こんな人におすすめ>

江戸人情を描いた物語が好き
意外な結末を迎える、ホロリとするような話を読んでみたい
風野真知雄、岡本さとる、泉ゆたか、輪渡颯介、稲葉稔、三國青葉、吉森大祐のファン

ぬこ
ぬこ

友情に愛情、不思議な出来事。

バリエーションも豊かで

お得感がすごいな(≧∀≦)!!

のこ
のこ

今をときめく実力派時代小説家

七人による、笑いと涙溢れる

ショートショートね。

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