こちらはビールの町・レブンワースの
小さなブルワリーで働く女性が
町で起こる殺人事件の解決に挑む
ビール・ミステリシリーズの第三弾よ。
おお!第三弾か。今回は
レブンワースでどんな事件が
起こるんだ?
街で禁酒法を推し進めようとしていていた
市会議員が死体となって発見されるの。
スローンの知人が容疑者にされてしまうのよ。
ビールの町で禁酒法ってそれ正気か?
成立したら困る人物がわんさといそうだな。
スローンは犯人を見つけることができるのか!?
『ビール職人の秘密と推理 ビール・ミステリシリーズ 』
エリー・アレグザンダー (著), 越智 睦 (翻訳) 創元推理文庫
あらすじ
クラフトビールの町、レブンワースは冬のイルミネーションイベントを迎えようとしていた。
そんな中、なんとこの町に禁酒法を推し進めようとしていた市議会議員が、選挙を前に死体となって発見された。
容疑者は自称町の大使、そしてトラブルメーカーでもあるエイプリル。
彼女から犯人を探してほしいと頼まれたスローンは、周囲の人々に話を聞いていく。すると意外な事実が明らかに…。
禁酒法を推し進めようとしていた議員が殺害!?
ビールが有名な町、レブンワースで禁酒法を推し進めようとしていた市会議員、クリスの死体がエイプリルの事務所で見つかりました。
「町の人に信頼されている」という理由でエイプリルから犯人探しを強引に頼まれたスローンは、関係者へ聞き込みをします。
クリスの対立候補であるヴァレリー、店を営業停止にさせられたロス、クリスから多額の援助を受けていたハイジ、そしてエイプリルとクリスの関係。
聞けば聞くほど、誰もが動機を持っているように感じられます。
事件に悩む一方で、スローンはこれまで目を向けてこなかった、自分の産みの親についても調べます。
新たな手がかりとともに、義母と義父の過去や、これまで隠されてきた事実にスローンはショックを受け…。
まとめ
ナッツとカカオニブを使ったスタウト、マツで風味づけしたIPA、溶かしバターたっぷりのポップコーン。
風味豊かなクラフトビールとつまみを生み出しながら、今回もスローンは謎解きに挑みます。
小さな町であるがゆえに、かえって口が重くなる人美を上手に語らせるのは、スローンの人柄と信頼があってこそ。
バリエーション豊かなビールと謎解きの楽しさが同時に味わえるおいしいミステリー第三弾です。
<こんな人におすすめ>
ビールの町で起こる殺人事件の謎に迫るビール職人の物語に興味がある
ビール・ミステリシリーズのファン
エリー・アレグザンダーのファン
『ビール・ミステリ』シリーズのイラストブックレビューはこちらからご覧いただけます。
さすがスローン!毎回登場する
クラフトビールとつまみも
うまそうだな〜(〃∇〃)
スローンも少しずつこれからの
人生への歩みをはじめたようね。
謎の多い彼女の生みの親についても
気になるわよね。
本やイラストレビューが気に入っていただけたらポチッとお願いします。