2022-10

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー『終電の神様 殺し屋の夜』阿川 大樹 (著)

終電を逃したことがきっかけでお笑いコンビを組むことになった男たち、子育ての苦しさから赤ん坊を捨てに行く女性、日々の激務に疲弊し発作的に反対方向の最終電車に乗ってしまったエンジニアの男性。人々の様々な思いを乗せて電車は走る。そんな「終電」から始まる人間ドラマを描く、シリーズ第四弾。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』青柳 碧人 (著)

クッキーの包みとワインのボトルを持って旅に出た赤ずきんは、その行く先々で事件に遭遇する。「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」。それぞれの物語の世界の中で起こる不可解な殺人事件。果たして赤ずきんはその謎を解くことができるのか。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー『人生オークション』原田ひ香 (著)

不倫の果てに刃傷沙汰を起こしたりり子叔母さんは、離婚してアパートで一人暮らしを始めることに。就活に失敗してアルバイト中の瑞希は、りり子の引っ越しの荷物整理を手伝う。多くの荷物を目の前にして、二人はネットオークションを利用してどんどん不要なものを処分していく。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『ちびねこ亭の思い出ごはん たび猫とあの日の唐揚げ』高橋由太 (著)

海沿いの白い貝殻を敷きつめた小道の先にあるちびねこ亭。死者と会うことができるこの店には様々な客がやってくる。恋人を亡くした男性、幼い息子と義母を亡くし、夫までもが危険な状態となってしまった女性。思い出ごはんを目にした彼らは大切な人に何を伝えるのか。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『f植物園の巣穴 』梨木 香歩 (著)

f植物園の園丁をしている私は、歯の痛みに耐えかねて歯医者へとやってきた。薬歯医者の家内は前世が犬だったのだと言う。職場であるf植物園にある大きな木のうろに落ちた私は、気がつくと住まいに戻っていたが、落ちてからの記憶がない。失くした履き物、妻との思い出、子供の頃の記憶と歯の痛みが私を穴の底の世界へと誘う。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『いけない』道尾 秀介 (著) 文春文庫

海岸線に沿った白蝦蟇シーラインを南下するときに、左手に現れる弓投げの崖を、決して見てはいけない。この場所で、衝突事故が起こる。事故の当事者たち、その関係者や家族、刑事たちの思惑が絡まりあう。また、少年が目撃した文房具店での出来事の真相、新人刑事が見つけ出そうとした殺人事件の犯人。全てがつながりを見せながら驚愕のラストへとつながっていく。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『雛あられ 木挽町芝居茶屋事件帖』篠 綾子 (著) 時代小説文庫

木挽町で芝居茶屋「かささぎ」を切り盛りするのは若き店主・喜八とその兄弟分・弥助、そして気の利いた旬の料理を作る松次郎。色ある日、店にやってきたのは眼鏡をかけ、上方訛りの言葉を話し、狂言作者であるこの男・東儀左衛門は、喜八と弥助にい台本を書く手伝いをしてほしい、と言う。