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『契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上)』髙田 郁 (著)

大阪の呉服商「五鈴屋」の江戸店を成功させたい。そんな思いで、江戸の地で商いを続けてきた幸。店の存続や身内の裏切りなど数々の困難に出会いながらも『買うての幸、売っての幸せ』を胸に力を尽くしてきた。シリーズ番外編となる本作では、五鈴屋を出奔した惣次のその後、真面目な支配人・佐助の恋、老いを自覚し、この先の生き方に悩む小頭役のお竹、そして長い間一筋に幸を思い続ける賢輔の決意の四篇を綴る。
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『グレート・ギャツビー』フィツジェラルド (著)

中西部の名家、キャラウェイ家出身のニックは、第一次世界大戦後ニューヨークの証券会社に就職し、頭部のウエスト・エッグに家を借りて住んでいる。隣に住むギャッツビーは、豪邸で夜毎華やかなパーティーを催し賑わっている。それは、かつて思いを寄せた相手で現在は人妻となっている女性とよりを戻すためだった。そんな彼の一途な想いが彼らを悲劇の運命に巻き込んでいく。
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『あしたの華姫』畠中 恵 (著)

江戸一の賑わいと言われる両国。この両国を仕切る地回りの頭、山越の親分が病で臥せったことで、にわかに跡取り問題が持ち上がる。山越の息子だと名乗る者が現れたり、親分の一人娘のお夏の婿取りの話も上がり、両国の町を巻き込んでの大騒動に。
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『この本を盗む者は』深緑 野分 (著) 角川文庫

書店や本にまつわる様々な店が軒を連ねる本の町、読長町。書物の収集家であった祖父が蔵書を納めた『御倉館』はかつて町の人々に公開されていたが、現在は管理人である父と高校生の深冬、そしてここで暮らす深冬の叔母・ひるねしか立ち入ることができなくなっている。ある日、御倉館から本が盗まれたことで本の呪いが発動。深冬が手にした物語の世界に、町全体が入り込んでしまう。謎の少女・真白とともに町を取り戻そうとする深冬だが…。
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『折鶴』泡坂 妻夫 (著) 創元推理文庫

日本橋で代々縫箔屋を営む田毎の家は、田毎が4代目に当たる。先代が残してくれたビルのおかげで、仕事は多く入らなくても何とか暮らせている。行きつけの店に出向くと、女将から他所の女と宿に泊まったでしょう、と言われ仕事相手からは池袋のデパートで名前を呼び出されていた、と言われる。誰かが自分の名を使っている?首をひねる田毎は、あるパーティーで自分の名刺を数枚渡したことを思い出す。
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『親王殿下のパティシエール(8) パリの糕點師』篠原 悠希 (著)

仏華ハーフのマリーは清の第十七皇子・愛新覚羅永璘お抱えのパティシエールとして働いている。乾皇帝から嘉慶帝へと譲位がなされ、主人の永璘も群王へ昇格。マリーの仕事も安泰であるかのように思われたが、様々な難題が降りかかり、マリーは自分の人生について改めて深く考え、ある決断をする。
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『大奥づとめ: よろずおつとめ申し候』永井 紗耶子 (著)

大奥での出世といえば、上様の目に留まり、お手付きになり、いずれは子を産んで育てること。江戸の多くの人々がそう考える中、大奥の中には別の行き方を望む女たちがいた。お手付きにならない「お清」と呼ばれる女中たちはそれぞれの持って生まれたものや、努力しながら日々のおつとめをこなすが、彼女たちにも悩みがあった。
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『おもしろい人が無意識にしている 神雑談力』中北 朋宏 (著)

元お笑い芸人にして現在No.1コンサルとして活躍する著者が伝授するコミュニケーション術。人間の心理や行動の理論に「笑い」の要素を組み合わせることで人間関係もビジネスも上向きに。関係開始から継続、深耕の各タイミングでおさえるべき点、考え方をイラストなどの図解や著者の体験談等を交えてわかりやすく解説。ユーモアのある文章でクスリと笑いながら楽しく身につけられる「神」雑談力とは。
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『謎解き広報課』天祢 涼 (著)

東北地方のL県高宝町役場に就職した新藤結子。町に縁もゆかりもない身でありながら、広報課に配属され、広報誌を担当することに。毒舌係長、伊達にしごかれつつ町中を駆けまわり取材する結子は、いく先々で事件に巻きこまれる。
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『幽霊長屋、お貸しします(一)』泉 ゆたか (著)

人々の気を引きそうな毒のある事件が起きると飛んで行って聞き込みをする、読売の「種拾い」をする少女・お奈津。現場で集めた話は種拾いの元締め・金造が記事の内容を見定める。ある日、金造から人が死んだ曰くつきの部屋ばかりを紹介する『幽霊部屋の家守』と呼ばれる男・直吉の話を聞く。直吉の紹介で部屋を借りた者たちを調べるうちに、霊たちの事情を知り…