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イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『君の望む死に方』石持 浅海 (著)

株式会社ソル電機の社長、日向貞則は主治医から余命六か月の宣告を受けた。そこで日向は、殺害される最期を迎えようと思いつく。創業仲間であった境を殺害した過去を持つ日向はソル電機に入社してきた境の息子・梶間に自分を殺すように仕向けることにしたのだ。幹部候補の研修という名目で梶間を含む男女四人の社員を会社の研修施設へ招いた日向。しかしゲストで招いた碓氷優佳の存在が飛雄がの計画を阻む。
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『まりも日記』真梨幸子 (著)

46歳独身、去年の年収は200万以下。そんな私は動物を飼うことには慎重になっていたのだが、ある日運命の出会いを果たしてしまった。それは生後8ヶ月のブリティッシュショートヘアの雌猫。「まりも」と名付けた藍猫との満たされた生活が始まると心浮き立つ私。そしてまりももまた、激動の猫生の幕開けとなったのだった。猫に魅入られた人間側、そして猫の側、二つの視点から描かれる戦慄のネコミス。
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『ぶっ飛びまくるゼウスたち』こざき ゆう (著), 真山 知幸 (著)

ヨーロッパのギリシャで伝えられてきたギリシャ神話。神様や英雄たちが登場するこの神話には「こんなヘンな神様がいるの?」「そんなあり得ないことしちゃう!?」といった驚きとおもしろさがつまった話がいっぱい!!本書はそんな神様たちのハチャメチャなエピソードをイラストを交えて楽しく紹介します。
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『金の角持つ子どもたち』藤岡 陽子 (著)

サッカーのクラブチームに所属していた俊介は、「サッカーをやめる。中学受験のために塾へ通いたい」と両親に打ち明ける。俊介が日本最難関と言われる中学を目指すのには理由があった。小学校入学を控えた難聴の妹・美音、今でもギリギリで何とか回っている家計の中、両親は俊介を応援していくことを決意。俊介は塾に通いはじめ、受験勉強に取り組む。
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『逆ソクラテス』伊坂幸太郎 (著)

学力も運動もそこそこの小学生・加賀は、転校生の安斎からある作戦をもちかけられる。作戦の目的は担任の久留米先生の先入観を崩すこと。草壁は久留米先生に、高圧的な態度を取られている。それは先生が、草壁は大した生徒ではないと考えているから。そんな先生の思い込みは間違っているのだということを証明する。草壁と、作戦の意図に賛同した優等生女子、佐久間が加わり、作戦を決行する。
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『ミチルさん、今日も上機嫌』原田 ひ香 (著)

四十五歳のミチルは元夫が残してくれたマンションで独り暮らしをしている。いきあたりばったりに生きてきた部分もあるけれど、これからの人生、将来に不安がないわけじゃない。時代の変化に戸惑うこともある。それでもめげずに前を向いて歩いていく、そんなミチルの物語。
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『樽とタタン』中島 京子 (著)

今から三十年以上前、小学生だったわたしは学校帰りに毎日坂の下の喫茶店に通っていた。店の隅にある赤い樽が気に入っていた私を、常連客の小説家が樽といっしょだから「タタン」と名付けてくれた。店にはこの小説家のほかに歌舞伎役者の卵や謎の生物学者、無口な学生などクセの強い客がやってくる。学校が苦手な少女は、ヘンテコな大人たちの本当や嘘を耳にする。
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『六人の嘘つきな大学生』浅倉 秋成 (著)

IT企業「スピラリンクス」初の新卒総合職採用最終試験に残ったのは六人の大学生たち。最終選考のグループディスカッションに備え何度も会合を重ね互いの信頼を高め合ってきた。六人全員に内定が出る可能性もあったが、課題が変更され「六人の中から内定者にふさわしい一人を決める」と言う内容に。議論の途中、全員分の封筒が見つかり、その一通を開けてみるとそこには内定者の一人を「人殺し」と告発する文章が…。
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『狐笛のかなた』上橋 菜穂子 (著)

夜名ノ里のはずれに住む小夜は十二歳。草木に宿る魂の声をも聞き分ける能力「聞き耳」の持ち主。ある日の夕暮れ、犬に追われている子狐を助けた小夜。この子狐はこの世と神の世の狭間である「あわい」に棲む霊狐・野火であった。その能力故に隣り合う国の争いに巻き込まれた小夜と野火。住む世界さえも異なる二人の響き合う魂の物語。
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『世界でいちばん透きとおった物語』杉井 光 (著)

有名なベストセラー推理作家の宮内彰吾を父に持つ燈真だが父と会ったことは一度もない。校正者だった母と仕事をしていた編集者の霧子さんから、父が亡くなったとの連絡が。その1ヶ月後、宮内の長男・朋晃から、父親が死ぬ間際に執筆していたと思われる小説について何か知らないかとたずねられ、燈真はその原稿を探すことに。果たしてその原稿を見つけ出すことができるのか。