イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『綺譚集』津原泰水 (著) 散策の途中で出会った少女がバラバラにされていく「天使解体」、姉とともに祖父の殺害を図る「サイレン」、美しいものを描きその生命を絵の中に閉じ込める画家の末路を描く「赤假面傳」。ホラーや幻想う小説が多様な武運隊で描かれる、グロテスクで鮮やかな十五の物語を収めた短編集。 2023.04.25イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『やせる石鹸(下) 逆襲の章』歌川たいじ (著) 40キロもの減量に成功し、別人のような姿になり人生を謳歌しいているかのように見えた同級生のよき子は拒食症からの心不全で死んでしまう。巨デブ女子・たまみは太っているというだけで意味もなく傷つけられる世の中を変えることを決意。そんなたまみのもとに志を同じくした巨デブたちが次々と集まり始める。彼女たちが挑んだ戦いの行方は。 2023.04.24イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『親王殿下のパティシエール(7) 糕點師の昇格試験』篠原 悠希 (著) 清の第十七皇子・永璘のもと菓子職人見習いとしいて働く仏華ハーフのマリー。いずれ菓子職人として独立したいと考えているが、そうもいかない難題が次から次へとやってくる。乾隆帝の譲位、故郷フランスで起こった革命の結末、敬愛する主夫妻に降りかかる受難。度重なる試練に立ち向かい、マリーは新たな夢を追いはじめる。 2023.04.21イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『やせる石鹸(上) 初恋の章』歌川たいじ (著) 叔母が女将をする料理店で料理を運ぶ仕事をしているたまみ。巨デブである彼女は、幼い頃から指を指されたりからかわれたりしてきたことで、周囲の人との距離を取るように。ところがある日、店に来た客から食事に誘われ告白されたたまみだが、素直にその言葉を受け取ることができない。そんな中、たまみは中学生時代の同級生、よき子と遭遇。当時、同じく巨デブだったよき子はまるで別人のような姿になっていて…。 2023.04.20イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『プロジェクト・インソムニア』結城真一郎 (著) 睡眠障害ナルコレプシーのために職を失った蝶野は、中学時代の同級生・蜂谷から人体実験へと誘われる。「プロジェクト・インソムニア」と名付けられたその実験は、選ばれた七名が九十日間夢の世界で毎晩生活をする、というもの。それは望んだとおりのものを作り出すことができる理想郷であり夢の中で死ぬことはない。そう説明を受け参加を決めたが、メンバーの死体が夢の中に現れる。そして現実の世界でも死者が…。 2023.04.18イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『占』木内 昇 (著) 咲山町の一軒家に、翻訳の仕事をしながら独りで暮らしていた桐子は、家の修繕に来た大工の伊助と深い仲になる。伊助は生き別れとなった義妹がおり、何よりも大切なのだと言います。それでは自分の存在は何なのかと怒り、悩む桐子は時追町の占い館で伊助の気持ちを見てもらうのだが…(「時追町の卜い家」)。「占い」から欲しいものを求め、振り回され、混乱しながらも、自分なりの真実を求めて力強く生きていく女性たちの姿を描いた短編集。 2023.04.17イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『ドミノin上海』恩田 陸 (著) 上海の中でも多くの観光客が集まる中国式庭園、豫園の東にある骨董品店に「『蝙蝠』が上海に入った」と連絡が来る。窃盗されたこのお宝を手に入れるべく、店主の衛春は店を出る。しかし、その品は予定されたものと異なった方法で、何故か人気のホテル、青龍飯店の厨房へ…。ホテルのお客やスタッフ、そこへ動物園からの脱走をはかる猛獣までもが入り乱れ、お宝はこちらからあちらへと移動していく。 2023.04.14イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『銀色の国』逸木 裕 (著) NPO法人「レーテ」で自殺志願者のセーフティネットとしての活動を行なっている田宮晃佑のもとに友人の悲報が届く。亡くなる前、VRにのめり込み飛び降り自殺したのだという。VRが自殺に関係しているのでは、と考えた晃佑は元ゲームクリエイターである友人の城間宙とともに調査を開始。仮想現実の世界で人を死へと誘導することは可能なのか。そして晃佑たちは彼らの死を止めることができるのか。 2023.04.13イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『お探し物は図書室まで』青山 美智子 (著) 小学校の隣にある、二階建の白い建物「羽鳥コミュニティハウス」。いろいろな講座や催しが行われるこのコミュニティハウスの中には図書室がある。スタッフは若い女の子、森永のぞみと大柄で色白な女性の司書、小町さゆり。様々な悩みや問題を抱えた彼らに適した本のセレクトと、ちょっとした「付録」を司書が提供。おすすめの本と「付録」を手にした彼らが見つけたものとは。 2023.04.11イラストブックレビュー
イラストブックレビューひと目でわかる!イラストブックレビュー『雪月花』北村 薫 (著) 本の世界には、実に様々な驚きと発見がある。ホームズの相棒、ワトソンの、知られざるミドルネーム。誰もが知っていた句の本当の作者。出会った人から、はたまた自分の頭の奥に眠っていた記憶から、言葉や文章はつながり、広がりを見せ、やがて目の前に見事な着地を見せたりする。 2023.04.10イラストブックレビュー