イラストブックレビュー

顔の見えない相手との闘いの果てには

『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』志駕 晃 (著)のイラストブックレビューです。連続殺人犯である浦井のPCを調べていた、サイバー犯罪対策課の桐野良一。新たな事件の犯人捜査のために浦井に協力を要請する桐野に対し、浦井はある取引を持ちかけてきた。
イラストブックレビュー

なぜかうまくいかない原因は「欠乏」かも!?

『いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学』のイラストブックレビューです。いつも時間に追われていて、思うように物事を進めることができない。これらの原因は本人の資質ではなく、金銭や時間の「欠乏」にあった。
イラストブックレビュー

青い蓮の花に隠された人の業と神の存在

『ブルーロータス-巡査長 真行寺弘道』榎本 憲男 (著) のイラストブックレビューです。警視庁捜査一課の真行寺弘道は、荒川の河川敷での捜査現場に出くわす。発見されたのはインド人男性の変死体。事件性を感じた真行寺は、インドを専門とする研究者・時任の協力で捜査を進めていく。
イラストブックレビュー

足りないものを抱えた者同士が寄りそう形を描く

『ファミリー・レス』奥田 亜希子 (著)のイラストブックレビューです。姉と絶縁し、シェアハウスで暮らすOL。妻の親族に興味を持てない画家。未来を考えられないことで離婚された男。何かが欠けた6人の男女を描く、連作短編集。
イラストブックレビュー

これで「よそゆき仕様」!?ふだん仕様はどうなるのか・・・

『お友だちからお願いします』三浦しをん (著)のイラストブックレビューです。三浦しをんが綴る、ゆるい日常を描いたエッセイ。読売新聞、日本経済新聞、VISAの会報誌などに掲載された連載もののエッセイです。本人いわく「よそゆき仕様」ということですが…。
イラストブックレビュー

時代と人の重なりを美しい表現で描く物語

『冥途あり』長野 まゆみ (著)のイラストブックレビューです。東京の下町で生まれ、実直な文字職人としてその生涯を終えたはずの父。しかし、亡くなった後、親族との会話から、父の意外な一面を知る。遠き日の昭和の風景とともに、一族の歩んできた道を描く物語。
イラストブックレビュー

さみしさを受け入れるが理解しないということ

『違国日記 3 』ヤマシタトモコ (著) のイラストブックレビューです。両親を事故で亡くした15歳の田汲朝。小説家である叔母、高代槙生と住みはじめてから数ヶ月。親友のえみりを家に招いた朝。そこへ槙生の人見知りが発動し…。
イラストブックレビュー

世にも奇妙な、それでいて身近に感じる世界

『世にも奇妙な君物語』朝井 リョウ (著) のイラストブックレビューです。初めに感じたのは、ほんのわずかな違和感、それが、みるみる間にふくれていき、後戻りのできない状況になっていく。そんな、朝井リョウ流の「世にも奇妙な物語」。
イラストブックレビュー

食べることで、人と人はつながっている

『どこかでだれかも食べている』オノ・ナツメ (著)のイラストブックレビューです。実家のロールキャベツの味、子供の頃、留守番をしていた時に食べたホルモンうどん。いろんなシーンで、いろんな人たちが今日も何かを食べています。
イラストブックレビュー

「物を売ろう」とすればするほど売れなくなる

『物を売るバカ2 感情を揺さぶる7つの売り方』川上 徹也 (著) のイラストブックレビューです。商品を中心にするのではなくて、商品の「ドラマ」を前面に出し、相手の理性ではなく感情に訴えることで、大きな可能性が広がるのです。