ミステリー

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葉崎市史上 最高レベルの「不幸を呼ぶ女」

海辺の田舎町・葉崎市で流れる葉崎FMのラジオ番組では「みんなの不幸」というコーナーが人気を呼んでいる。ある女子高生が寄せた投稿には、友人のココロちゃんのf宇高ぶりが綴られていた。その負を呼ぶ力は、疫病神がついているのではないかというくらいに強力で、葉崎市の人々をも巻き込んでいく。
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沈黙する証拠たちから真実の声を聞きとる

三鷹市の閑静な住宅街の一角に建つ、「警視庁付属犯罪資料館」。コミュ力ゼロ、雪女のような冷たく整った顔立ちの館長、緋色冴子とともに、これまでの事件の証拠品の整理・管理をすることになった寺田聡。それだけではなく、冴子の指示に従って、終わったはずの事件を再捜査することに。
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想像力を超えた先に、真実はある

とある宗教の信者が建物から飛び降り、死亡した。この教団の教祖である連崎が、自分が念力を使って落としたのだと自首してきた。果たして念の力で人を死に追い込むことが可能なのか(「幻惑す」)。興味や縁故から謎解きの協力をすることになった天才物理学者・湯川は真実を見つけ出せるのか。
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女子高生陰陽師が論理と占いで謎を解く

東京から四国ののどかな温泉街・実予に越してきた女子高生、水里あかね。少々変わったところのある小諸るいか、通称・コモといっしょに帰宅した時から、百鬼夜行や鬼女などに襲われはじめる。何者かによるその強力な呪いは、ついに校舎爆破、生徒の飛び降り事件にまで発展してしまう。
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魅力的な女性コンビが結婚相手も殺人犯も見つけ出す

1964年、戦後のロンドンで結婚相談所を設立したアイリスとグウェン。入会した若く美しい女性・ティリーにぴったりの誠実な男性・ディッキーを紹介したのだが、ティリーは殺され、ディッキーが逮捕された。彼が犯人だとは考えられないアイリスとグゥエンは、その身につけた能力は人脈を使って犯人を捜す。
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大切なものを守ることが新たな悲劇を生み出す

夏休み、両親が仕事で出張することになったため、伯母一家が経営する玻璃ヶ浦の旅館で過ごすことになった小学五年生の恭平。一方、仕事で訪れていた湯川も同じ旅館に宿泊することに。翌朝、旅館に宿泊していたもう一人の客が、数百メートル離れた堤防の下で死体となって発見された。
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その罪を覆い隠すものは憎しみか、それとも愛なのか

戸塚警察署にほど近い空きビルで、クリスマスイブの夜に女性の死体が見つかった。五十代と思われる女性で、身元は不明。警視庁捜査一課の変わり者・三ツ矢と戸塚警察署の田所は再びコンビを組み捜査に当たる。
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日本最後の死刑囚にあなたもきっと騙される!?

現在生存している死刑囚の最後の一人となった麻倉玲一は、離島に作られた特別拘置所に収監されていた。フリーライターの熊沢克也は日本最後の死刑囚の言葉を文章にすることを許され、取材を行う。
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その自由研究は彼らの運命を変える

高校の自由研究のテーマとして、五年前に自分の住む町で起きた事件を調べているピップ。十七歳の少女が失踪し、交際相手の少年が自殺したことから、彼が少女を殺した犯人だったとされているが、彼を知っているピップはどうしても犯人だとは思えない。ピップは真犯人を見つけ出せるのか。
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その洞察力と分析力は推理と殺人に生かされる  

経営コンサルタントを営む富澤充は、副業として殺し屋をやっている。確実に仕留めるその仕事ぶりは評価されている。しかし彼はターゲットが奇妙な行動を見せると、その理由を明らかにせずにはいられない。