ミステリー

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読者を夢中にさせる仕掛けが盛りだくさん!のミステリー

『カササギ殺人事件 上 』アンソニー・ホロヴィッツ (著)のイラストブックレビューです。1955年7月23日、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦・メアリの葬儀がしめやかに行われた。鍵のかかった屋敷の中の階段の下に倒れていた彼女は、階段の上から転落したようだが、果たしてそれは事故だったのか。
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あの漱石がホームズに!?悲哀とユーモアに満ちた物語

『吾輩はシャーロック・ホームズである』柳 広司 (著) のイラストブックレビューです。日本からの留学生、ナツメはどうやら自分のことをホームズだと思い込んでいるらしい。ワトスンは自称ホームズのナツメとともに降霊会に参加するが、そこで殺人事件が発生する。ナツメは事件の謎を解くことができるのか?
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オズの国で起こった密室殺人の謎

『ドロシイ殺し』 小林 泰三 (著) のイラストブックレビューです。大学院生の井森は、ビルという名のトカゲとなって不思議の国で過ごす夢を毎晩のように続けて見ている。ある晩、砂漠を彷徨う夢を見て、ドロシイという少女に助けてもらう。そしてエメラルドの宮殿へと連れて行かれたのだが、パーティーが行われるというその日、密室殺人が起こる。
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仮面の宴に紛れた殺人犯の正体とは

『マスカレード・ナイト』 東野 圭吾 (著)のイラストブックレビューです。練馬のマンションの一室で、若い女性の他殺死体が発見された。そして警視庁に密告状が届く。新田は潜入捜査のために再びフロントに立つ。コンシェルジュとなった山岸尚美は、お客様の対応に追われていた。400人以上もの仮装したパーティ客の中から犯人を探し出すことができるのか。
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神様が願いを叶えてくれるって本当なの?

『神様ゲーム』 麻耶雄嵩 (著) のイラストブックレビューです。小学四年生の芳雄が住む町では、連続した猫の殺害事件が起こっていたんな時、転入したばかりのクラスメイト・鈴木君は「ぼくは神様なんだ。猫殺しの犯人も知っているよ」と言う。これは嘘?それとも何かのゲーム?
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仮面の下を守るのか、暴くのか。二人が出会う前の物語。

『マスカレード・イブ』東野 圭吾 (著)のイラストブックレビューです。ホテル・コルシアに就職して四年になる山岸尚美は、念願のフロントオフィスに配置されてひと月ほど。。一方、ある殺人事件の捜査にあたる新田浩介は、一人の男に目をつけた。お客様の仮面を守るホテルマンと犯人の仮面を暴く刑事。二人が出会う前のそれぞれの物語。
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彼は被害者なのか?それとも…?因縁の事件の決着は。

『キネマ探偵カレイドミステリー ~輪転不変のフォールアウト~』斜線堂 有紀 (著) のイラストブックレビューです。友人・嗄井戸の部屋で、実際の殺人現場を撮影したスナッフフィルムを見つけた奈緒崎は、フィルムアーキビストの菱崖小鳩に協力を依頼する。嗄井戸が犯人ではないかと疑う束に対し、奈緒崎は嗄井戸を信じることを選ぶのだが…。
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厚みのある人間像でより際立つ論理的謎解き

『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』西澤 保彦 (著)のイラストブックレビューです。数年ぶりに訪れた書店で購入した文庫本に挟まれていた不可解なメッセージの謎(「時計じかけの小鳥」)。首が取れた死体が発見された協会で、一体何が起こったのか(「チープ・トリック」)。厚みのある人間描写を伴い、論理的に謎を解く六編のミステリー。
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図書委員が謎を解く 本に絡んだ青春ミステリー

『本と鍵の季節』 米澤穂信 (著) のイラストブックレビューです。高校二年生の堀川次郎は、松倉詩門とともに図書委員をしている。松倉は背が高くて顔も良いので目立つ存在。話してみればよく笑い、ほどよく皮肉も効かせるいいやつだ。彼とつきあうようになってからおかしなことに関わることが増えた。図書委員が謎を解く青春ミステリー。
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何度死んでも生き返る!?おとぎの国の殺人犯は誰?

『クララ殺し』 小林 泰三 (著) のイラストブックレビューです。毎晩のように不思議な夢を見ている大学院生の井森建。ある晩、夢の中でいつもと違う世界へ迷い込んだ。緑豊かな山の中で、車椅子に乗ったクララという少女に出会う。翌朝大学へ向かった井森は、同じ姿の少女、くららに呼び止められ、彼女から助けを求められる。