小説・人文

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『古本食堂 』原田 ひ香 (著)

北海道で両親を介護し看取った後、介護職をしながら一人で暮らしていた鷹島珊瑚。東京の神保町で古書店を営んでいた兄の滋郎が急逝し、その店とビルは珊瑚に遺された。古書店経営の経験は皆無だが、ひとまず上京してきた珊瑚。一方珊瑚の親戚で国文科の大学院生である美希喜は、滋郎が生きていた頃、何度か店に通っていたこともあり、珊瑚の様子を見つつ、店の手伝いもすることに。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー『アンと愛情』坂木司 (著)

東京デパートの地下一階、和菓子屋の『みつ屋』でアルバイトをしているアンちゃんこと梅本杏子。成人式を迎えても今ひとつ大人になるといいう実感が湧かずにいる。そんな中、自分と同じ年の正社員の優秀さを目の前して落ち込んでみたり、金沢でこれまでに味わったことのない素晴らしいお菓子に出会ったりと、アンちゃんの学びは続きます。そんな、ヘコんだり浮き上がったりする彼女の日常に衝撃の出来事が…。
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『玉瀬家の出戻り姉妹』まさき としか (著)

玉瀬澪子41歳。夫に浮気され離婚し、アパートで一人鬱々と引きこもっていたところ、突然姉の香波がやってきて「実家に帰ろう」と呼びかける。急に戻ってきた姉妹に母はまるで他人事。女3人の実家暮らしがスタートするのだが、ある夜中年の男が向けている視線に気づき、思わず悲鳴をあげた澪子だったが…。
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『炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパークXVII』石田 衣良 (著)

女子アナのストーカーをしていた同じテレビ局のADが自殺。ネットでは被害者である女子アナが同ADをもてあそびじい札に追い込んだとして炎上。休職にまで追い込まれた彼女は執拗な攻撃を続ける人間たちの話を聞くためにタカシとマコトに協力を以来する。表題作『炎上フェニックス』ほか、パパ活、ぶつかり男、副業など現代社会の闇を切り取るシリーズ第17弾。
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『ホテル・アルカディア』石川 宗生 (著)

ホテル・アルカディアの支配人の娘が敷地にあるコテージに引きこもってしまった。ホテルに滞在していた7人の芸術家たちは彼女のために物語を作る。幻想的で現実的、SFなのか文学なのか…。未知の世界が広がっていく物語。
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『猫目荘のまかないごはん』伽古屋 圭市 (著)

二十九歳のフリーター、降矢伊緒は友人の紹介で阿佐ヶ谷の年季の入った木造二階建の下宿屋『猫目荘』で暮らすことに。近隣と比べ手の届きやすい家賃、そして大家が作る料理が朝夕二回提供されることが決め手となった。東京に来て五年になる伊緒は、婚活も就職もなかなかうまくいかない。そんな伊緒は猫目荘の個性的な自由民たちと交流し、共にごはんを食べるうち、自分自信を見つめ直し、その考え方と行動に変化が訪れる。
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『コンビニ兄弟3:―テンダネス門司港こがね村店― 』町田 そのこ (著)

フェロモンをまき散らす転調がいるコンビニで働いている中尾光莉は、『推し』がこの街にやって来ると聞き、浮き足立っていた。光莉の推しメン、Q-eickの采原或るはある悩みを抱えていた。北九州門司港のコンビニを舞台に、様々な悩みを持つ大人たちが集まり、自分だけの答えを見つけていく物語。
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『留子さんの婚活』小原 周子 (著)

今年四十五歳になる息子・秋之のために親の婚活パーティーへと通い続ける米倉留子。三歳になる孫の隼人、そして自分と同居とはなるが、一刻も早く嫁に来てもらいたい…。留子一人で参加するせいか、なかなかうまく話は進まない。しかし、あるパーティーで家事手伝いをしている四十九歳の娘の父・川野幸三に出会う。彼女を息子の嫁にしたい!と考える留子だが、幸三は留子に一目惚れしてしまう。
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『鐘を鳴らす子供たち』古内 一絵 (著)

昭和二十二年五月。あらゆる物が不足し、子供たちはいつもお腹を空かせていた。峰玉第二小学校に通う六年生の良仁は、同じ学校に通う数名の子供たちとともに、ラジオ放送劇「鐘の鳴る丘」に出演することに。その収録で、良仁たちは大人たちの作品づくりにかける情熱、戦争への後悔を抱き続ける姿を目にし、彼らとともに未来の希望へ向けて模索する。
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『本と私と恋人と』エミリー・ヘンリー (著)

母が亡くなってから、妹のリビーの面倒を見るため、著者と出版社をつなぐ文芸エージェントとして日々奮闘してきたノーラ。ある日、3人目の子供の出産を控えたリビーから、二人で田舎町でのバケーションを楽しもう、という提案が。仕事を片付けやってきた田舎町のカフェで見たのは、何とかつて仕事の売り込みを拒絶した天敵とも言える相手、チャーリー・ラストラだった。