文春文庫

ブックレビュー

生きて朽ちていく姿から学ぶこと

『銀の猫』朝井まかて(著)のブックレビューです。嫁ぎ先に離縁され、「介抱人」として身を立てるお咲。お年寄りの身の回りの世話をするお咲は、きつい思いをしながらもある思いを胸に介抱人の仕事にのぞみます。
イラストブックレビュー

「人間」を自由に、そしてユーモアを持って描く短編集

『浮遊霊ブラジル』津村 記久子 (著)のイラストブックレビューです。定年後の男性の自由な暮らし、ある女性作家が落ちた地獄、浮遊霊となって念願のブラジルへと向かう者。鋭いユーモアセンスと自由を感じる清々しい短編集。
ブックレビュー

「なかったこと」になんてならない

『象は忘れない』柳広司(著)のブックレビューです。2011年3月11日。原発に関わる社員、避難先で差別に会う母子、トモダチ作戦に参加した米軍兵のPTSDなど、福島の原発事故に関わった人たちの事故前、事故当時とその後を描く短編集。
イラストブックレビュー

漢字の読めない政治家が 日本の未来を担う?

『民王』池井戸 潤 (著)のイラストブックレビューです。首相とドラ息子が入れ替わってしまった!?国会答弁は無茶苦茶、就職試験は散々な結果に。でも立場が変わるから見えてくることがある。笑いあり感動ありの政治エンタメ小説です。
イラストブックレビュー

問題なのは仕事内容?制度?それとも人ですか?

『ひよっこ社労士のヒナコ』水生 大海 (著)のイラストブックレビューです。新米社労士ヒヨコのもとには、様々な問題が持ちかけられます。労務問題の勉強にもなり、ミステリーとしても楽しめるお仕事ミステリーです。
イラストブックレビュー

人とつながりたい そんな気持ちになります

『ニューヨークのとけない魔法』岡田光世 (著)のイラストブックレビューです。ニューヨークの街中の、同じタイミングで居合わせた人との他愛ないおしゃべり。そこには寂しさ、喜び、好奇心といった様々な思いが散りばめられているのです。
イラストブックレビュー

日本の、東京の「今」を等身大の若者が駆け抜ける

『憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI』石田衣良 (著)のイラストブックレビューです。少し大人になったマコトたちが、現代社会の闇に挑む人気シリーズ第11弾。
イラストブックレビュー

ただひたすら、ムスメに振り回されるのだ

『俺だって子供だ!』宮藤官九郎 著のイラストブックレビューです。人気脚本家ならではのユーモアと、独特の視点が笑いと共感を呼ぶ育児エッセイ。
イラストブックレビュー制作動画

孤独な大スターの横顔

『傷痕』 桜庭 一樹 (著)のイラストブックレビュー制作動画です。急逝した大スターの一人娘、『傷痕』。彼女と世界は、大スターの死をどう受け入れ、乗り越えていくのでしょうか。イラストブックレビューが出来上がっていく様子をお楽しみください。
イラストブックレビュー

鮮やかに切り取られた「男の人生」

『ストロボ』真保裕一 著 のイラストブックレビューです。あるカメラマン男性の50歳から22歳までを、フィルムを巻き戻すようにさかのぼって人生の哀歓を描き出す傑作。