歴史・時代小説

イラストブックレビュー

無敵のお姫様にぴったりのお菓子とは

『親王殿下のパティシエール(2) 最強の皇女』篠原悠希 (著)のイラストブックレビューです。清の皇帝の第十七王子・永璘お抱えのパティシエール見習いとして北京にやってきた仏華ハーフのマリー。だが新しく雇われた厨師たちは女性であるマリーが厨房にいることに納得いかない様子。彼らに認めてもらうためにはどうしたら良いのか、頭をひねるマリーだが。
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「教養」が菓子づくりの武器となる

『菊のきせ綿 江戸菓子舗照月堂2』篠綾子 (著) のイラストブックレビューです。江戸は駒込の菓子舗照月堂で、女中として働きながら菓子職人を目指している少女、なつめ。厨房に入れぬ身ながら、菓子づくりへの想いは募る、大店の氷川屋からやってきたお調子者の職人、安吉を巡って、照月堂氷川屋と菓子勝負をすることに。
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いつの間にか体も心も太っていませんか?

『牛姫の嫁入り』 大山 淳子 (著) のイラストブックレビューです。江戸時代中期。派遣忍者業を営んでいる女忍びのコウは、旗本・加納家からある依頼を受ける。それは下妻藩主・藤代家の末娘・重姫と加納家の息子を引き合わせる「誘拐見合い」だった。重姫をさらうべく屋敷へ忍びこんだコウと相棒の守市が目にしたものとは。
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犯した罪は、どうあっても決して消すことはできない

のこ こちらはお客の奇妙な体験を 聞くという『三島屋』シリーズ 第三弾よ。 ぬこ 今回はどんな話? のこ ある人物の前でだけ 泣き止まない童子などね。 ぬこ へえ〜。そりゃいかにも なにか理...
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フランスから清国へとやってきたパティシエール

『親王殿下のパティシエール』篠原悠希 (著)のイラストブックレビューです。華人移民の母とフランス人の父との間に生まれたマリー・趙は、ひょんなことから中国・清王朝の皇帝の第十七皇子・永璘お抱えの料理人見習いとして働くことに。男性厨師(シェフ)ばかりの御膳房で、マリーはパティシエールとして独り立ちできるのか。
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戦国時代でバンドやろうぜ!!

『桃山ビート・トライブ』 天野 純希 (著) のイラストブックレビューです。豊臣秀吉が天下をおさめる安土桃山時代。四人の若者が出会い、一座を結成した。型破りな芸で民衆を熱狂に巻き込み、やがて民衆への支配を強める秀吉に立ち向かうことに。
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地獄を見た者たちが見つけた明日への道

『雨宿り』 宮本 紀子 (著) のイラストブックレビューです。女手ひとつで釣り宿を営むおこうの前に、みすぼらしいなりの一人の男があらわれた。若かりし頃、雨宿りをした寺で盗賊を殺め、五十両を奪い取り、その男と夫婦となったのだが。ともに罪を犯した相手に再会したおこうが取った行動とは。
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菓子職人たちの熱い思いが少女の夢を包み込む

『望月のうさぎ―江戸菓子舗照月堂』篠 綾子 (著) のイラストブックレビューです。七つのときに両親を家事で亡くし、十離れた兄は行方知れずとなったなつめは尼僧・了然尼とともに、京を離れ江戸で暮らしている。十五歳になったなつめは、神社で出会った老人との会話から、ずっと食べたいと思っていた家族との思い出の餅菓子へとつながっていく。
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素材を吟味し丁寧に作られた、体をつくる「日々のめし」

『一膳めし屋丸九』 中島久枝 (著)のイラストブックレビューです。日本橋北詰の魚河岸のほど近くにある一膳めし屋「丸久」は、河岸で働くものやうまいものを知るものたちに愛される店。うまい汁とめし、そしてほんの少しの甘いものを出すこの店で起こる、暖かい江戸の物語。
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江戸での商売、突破口は見つけられるのか

『あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇』高田 郁 (著)のイラストブックレビューです。大坂天満の呉服商「五十鈴屋」の七代目店主となった幸は、江戸に念願の店を出した。考え方や好みが異なる江戸で、どのように売っていくのか。奉公人たちとともに血を絞る幸の奮闘を描く。