ポプラ文庫

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『あずかりやさん 満天の星』大山 淳子 (著)

「あずかりや」では一日百円でどんなものでも預かってくれる。目が見えない店主のもとには様々な預かってほしい「もの」を持ったお客たちがやってくる。また預けたものを受け取りに来る客や、時には招かざる客も…。
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『小さな挑戦者たち』騎月 孝弘 (著)

篠宮結衣は、この春新六年生を担当することになった、東大卒の家庭教師。中学受験に特化した家庭教師の会社「ノーツ」に勤めている。担当する生徒とその家庭を通して、結衣は子どもたちの成長を感じ、そして自分の心に残る傷に向き合っていく。
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『ほたるいしマジカルランド』寺地 はるな (著)

大阪北部の蛍石市にある『ほたるいしマジカルランド』は、個性豊かな女社長と願いごとが叶うメリーゴーランドがあることで人気の遊園地。ここで働く人びとはどこか不器用で何かしら悩みを抱えている、お客様の笑顔のために頑張る彼らの日常がふとしたきっかけで動き出す。
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『お探し物は図書室まで』青山 美智子 (著)

小学校の隣にある、二階建の白い建物「羽鳥コミュニティハウス」。いろいろな講座や催しが行われるこのコミュニティハウスの中には図書室がある。スタッフは若い女の子、森永のぞみと大柄で色白な女性の司書、小町さゆり。様々な悩みや問題を抱えた彼らに適した本のセレクトと、ちょっとした「付録」を司書が提供。おすすめの本と「付録」を手にした彼らが見つけたものとは。
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『本のない、絵本屋クッタラ: おいしいスープ、置いてます。』標野 凪 (著)

札幌市内にある「絵本屋クッタラ」。本を置かないこの店は、店主の広田奏と共同経営者の八木が、季節の素材で作るスープと、お客の要望に合った絵本を提供する。年季の入った木造二階建て、尖った三角屋根が目印のこの店には様々な客がやってくる。
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『二木先生 』夏木志朋 (著)

内向的で本を好む高校二年生の田井中は何か発言するたびに馬鹿にされ、自分は地球に放り込まれた異星人であるかのように感じていた。そんな中、担任の美術教師が大きな秘密を抱えていることを知り、ある取引を持ちかける。社会からはじき出され、受け入れてもらえない個性を持った教師と生徒が、その生き様をぶつけ合い模索していく。
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あずかりものがつなぐ 出会いと「もの」への思い

1日百円でどんなものでも預かってくれる「あずかりやさん」。静かなたたずまい、落ち着いた物腰の盲目の店主が出迎えます。さまざまな思いがつまった「あずかりもの」は人々の人生を思いがけない形で動かしていく。
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葉崎市史上 最高レベルの「不幸を呼ぶ女」

海辺の田舎町・葉崎市で流れる葉崎FMのラジオ番組では「みんなの不幸」というコーナーが人気を呼んでいる。ある女子高生が寄せた投稿には、友人のココロちゃんのf宇高ぶりが綴られていた。その負を呼ぶ力は、疫病神がついているのではないかというくらいに強力で、葉崎市の人々をも巻き込んでいく。
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酔客の人生を眺める猫たちが教えてくれたこと

有名な構成作家に弟子入りし、仕事といえばアイデア出しや雑用ばかりのボク。あるとき、ふらりと入った新宿ゴールデン街の店、「花梨花」で働く夢ちゃんは店で料理を作り、行き場のなくなった猫たちの世話をする。そしてボクと夢ちゃんはある約束を交わすのだ。
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自分が選んだ生き方を見ていてくれる人がいる

小学生の百音は屋上に美しい庭と祠のあるマンションで、宮司兼翻訳家の統理と二人で暮らしている。同じマンションに住む統理の友人、路有が部屋にやってきて三人で食卓を囲む。屋上の神社は断ち物の神様で、悪い縁を断ち切ってくれるという。そのため、いろんなものに縛られた人々がこの場所へとやってくる。