双葉文庫

イラストブックレビュー

ひと目でわかる!イラストブックレビュー『悪意』増田忠則 (著)

行政書士である斉木のもとにかかってきた一本の電話。「娘さんを預かりました」そう言って指定の場所に来るようにと指示した犯人。金でもなく、個人的な恨みでもない、と話す犯人の目的とは何なのか。斉木が指定の場所に着くと、誘拐犯はビルの屋上に。悪意の連鎖が日常を崩壊させていく恐怖を描く4編を収めた短編集。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー『とっても不幸な幸運(新装版) 』畠中 恵 (著)

ビルの地下一階でひっそりと営業している『酒場』。腕っぷしの強い三十代半ばの店長が提供する酒とつまみを求めて、今日も常連客が店に集う。ある日、店のテーブルに一人の女子中学生が座っていた。店長・小牧洋介の義理の娘であるこの少女・小牧のり子は『とっても不幸な幸運』と書かれた缶を見ている。興味津々な様子の常連客たちに、洋介はこの缶のせいで起こったことを話しはじめるのだが…。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー 『第四トッカン 警視庁特異集団監視捜査第四班』鷹樹 烏介 (著)

警察の秘密組織『ラグエル』は表向きは宗教として活動するテロ組織の潜入捜査を行っていたが『協力者』の間で不自然な自殺や事故死、失踪が相次いで発生。この事態を受け、警視庁内に特別作業班である特異集団監視捜査第四班、通称『第四トッカン』が編成された。呪術を使ったテロ活動を行う集団を相手に対抗する能力を持つ呪いのスペシャリスト井手口を筆頭に、狙撃手の志茂、剣士の飯笹、分析官の御車の四人が立ち向かう。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『珠玉』彩瀬 まる (著)

国民的な人気歌手だった真砂リズを祖母に持つ歩。自身のファッションブランドを持つが、華やかで偉大な祖母に比べ、自分には見た目も才能も秀でたものがない、と感じながら生きてきた。共に仕事をしていたモデル兼ジュエリーデザイナーにも別れを告げられ落ち込んでいたところ、一人の美しい青年・譲司と出会う。芸能事務所との契約を切られ職を失いかけている譲司は、歩のブランドの建て直しを手伝おうとするのだが…。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー
『落花狼藉』朝井 まかて (著)

江戸時代のはじめ、吉原が誕生した。吉原の大見世である西田屋の女将・花仍は気が短くて喧嘩っ早い気性の持ち主だが、待ちのために身をつくす夫の甚右衛門には頭が上がらない。幕府からの難題、遊女の色恋沙汰、ライバルである歌舞伎の踊り子や湯女たちなどに頭を悩ませつつ、西田屋のため、吉原の町のために奔走する。
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ひと目でわかる!イラストブックレビュー『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』青柳 碧人 (著)

クッキーの包みとワインのボトルを持って旅に出た赤ずきんは、その行く先々で事件に遭遇する。「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」。それぞれの物語の世界の中で起こる不可解な殺人事件。果たして赤ずきんはその謎を解くことができるのか。
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楽園のホテルに集う嘘つきたちが隠しているものとは

教師を辞め、ハワイ島へとやってきた木崎淳平。天気や気温が目まぐるしく変わるこの島を楽しもうとした淳平だが、同宿者の蒲生がプールで溺死。直後にもう一人の宿泊者、青柳がバイク事故で死亡。このホテルでいったい何が起こっているのか。
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おひとり様専用カフェで心癒されるひとときを

ごくありふれた住宅地位の奥、鬱蒼とした木々に囲まれた小さなカフェ、「喫茶ドードー」。おひとり様専用のこの店には様々なお客がやってくる。変わらない価値観を押し付けられたり、新しい価値観の変化を強要されたりして疲れてしまった彼女たちの心と体をやさしく癒してくれる空間がここにある。
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罪を犯した作家は逃げ果せることができるのか?

売れない作家の大菅賢は編集者の言葉にキレてしまい、路上で突き飛ばし、殺してしまう。逃亡をはかった末に自殺を考えたが、偶然にも自殺をしようとする女性を発見し、助ける。この女性・直美の家に匿ってもらう賢は、直美をゴーストライターとして小説を書き、再デビューをはかる、という作戦に挑む。
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めくるめく官能の熱を一気に冷やす衝撃の真実

欲望に身をまかせ絡み合う男女に隠された驚愕の真実とは。快感に疼く熱と冷たく冴える推理の対比に引き込まれる、官能ミステリー6編を収録。