夜行

イラストブックレビュー

その世界につながる「穴」はあらゆる場所にある

『夜行』 森見 登美彦 (著) のイラストブックレビューです。十年前、同じ英会話スクールに通う6人の中まで鞍馬の火祭にでかけ、その夜、長谷川さんは姿を消した。十年ぶりに集まり、火祭に行くことになった夜、それぞれが旅先で出会った不思議な出来事を語る。そして全員が道中で同じ銅版画家の描いた「夜行」という連作絵画を目にしていた。